ひゃくさんじゅうなな ページ4
私だって自分の体がどんなメカニズムで働いているのか全く知らない。でも体に支障がないなら良し。むしろ背が伸びて嬉しい。
私はみんなのやり取りをホゲー、と見ていたルフィの横に立った。
『…フッ』
正確にはルフィの方が背が高いはずだが、私はルフィと目線が同じになった。
ル「あぁっ！こいつ今鼻で笑ったぞ！」
『もうちょっとでルフィを越せるなーって思ってただけですよ〜でもこのままだと船長この船で２番目に小さくなりそうですね』
ル「お前だってまだ俺より小せえくせに！」
『私はルフィより年上！』
チ「お、おい、二人とも、喧嘩は良くないぞ！」
大型の人になったチョッパーが止めに入った。
ル「…」
『…』
チョッパーは小さいままでいいのだ。
まあ、背が高くなって外見が変わったなら、手配書の写真でバレることもないし、これからの島では役立ちそうである。
＊＊＊
『なあゾロ、あれってなんだと思う？』
ゾ「なんだも何も、蛙だろ。クロールしてるけどな」
『普通は平泳ぎだよな』
ルフィが気に入りそうな蛙だ。
もちろん、あの蛙が海列車に体当たりするのを承知の上で、とりあえず船に蛙を追わせた。
ル「漕げーっ！絶対にあいつを食うんだ！」
人間以外の動物ならなんでも食べたがる船長は船が何かに乗り上げても気にせずにオールを漕いでいた。
海の上とはいえない音が響く。
ナ「え？ちょ、何やってるの！方向転換！」
チ「おい待て！あの蛙動かねえぞ！」
ル「おい蛙！何やってんだ！はねられるぞ！」
船は列車と衝突することはなかったが、蛙ははねられた。
ル「あーっ！俺の蛙が！！」
食う気満々じゃねえか。
ナ「なんであの蛙…それよりも、船が蒸気を吐いていた、ということは、蒸気船か何かかしら？」
『いや、列車だよ。海列車』
心「よく知ってるねえ、乗ったことあんのかい？」
駅の中から千鳥足で出てきた中年女性は、しゃっくりしながら言った。
C「ばあちゃん！ばあちゃん！あれ海賊船だよ！」
同じく駅の中から出てきたツインテールの女の子は、海賊船にあまり驚いた様子は見せなかった。
駅帽を被ったそのおばあちゃんは、でんでん虫を取り出すなり一人コントを始めそして終わった。
ゾ「いや酔っ払いかよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロンロン - 一気に読んでしまいました！本当に面白くて大好きです！また番外編もほのぼのしててすごく好きです！これからも楽しみにしていますねヽ(*´∀｀)ノ (2018年10月23日 18時) (
レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
ファウスト(プロフ) - ヒロアカの方もとても面白いのですが！できればONE PIECEの方も更新お願いします。つ、続きが気になりすぎる！！ (2018年9月18日 17時) (レス) id: 2967d5163e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：率です | 作成日時：2018年8月24日 12時
