ひゃくごじゅうさん ページ21
またロビンside！
@@@
『お母さん、気の毒だったね』
そんな言葉、母が死んでから、いや生きているうちに一回だって言われたことはなかった。
ロ「ならどうして、」
そこまでわかっていながら、逃げなかったの。
『私が見えるのは、麦わらの一味だけ』
彼女は繰り返した。
『でもね、私が見えるルフィ達の未来に、私はいないんだ』
彼女の目に生気が宿っていないようだ。彼女はそれを隠すように笑った。彼女は感情を隠すのが上手い。人の気持ちを察することも、その人の一番言ってほしい言葉が言える。きっと、私よりも。
『いくらみんなの過去がわかっても、未来に私は一切現れない。だから、自分の未来だけは読めない』
だから、本当は一味に入っちゃいけなかったんだ、と彼女は呟くように言った。
『世界政府も、たかだか一端の海賊の行く末しか知らないのに預言者だのなんだのと。まあルフィ達だしな、世界に影響があるもんな…』
どこを見るでもなく呟いた。
ロ「なら、彼らは無事にこの島を出ることができ__」
「失礼します！」
私の問いかけは、駆け込んで来た兵士の一人によって遮られた。しかしその兵士の言葉は、私の問いかけに答えたようなものだった。
＊＊＊
「第七車両に、侵入者との報告が！」
ほう、この列車が何両あるかしらんがサンジだな。助けにきてくれたか！
途中でフランキーとウソップを拾って、ここまで来れれば幸い。私は晴れて逃げられる。
＊＊＊
繋がっていた大勢の半数が、車両を切り離されて離れていった。三人ともバラバラになっている。サンジは現時点での最後尾の列車でなんかガチャガチャしてるな。フランキーは屋根の上でなんかわあわあしてるし、ウソップは、と。
『ロビン、見てあれ』
窓の外には、景色いっぱいの仮面を被ったウソップ、いやそげキングが写っていた。
ウ「助けにきたぞ」
いつもと違う口調で喋っているので、おかしくてたまらない。
ウ「さあ、私と一緒に逃げ__ってAおめえ髪どうしたんだ」
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ロンロン - 一気に読んでしまいました！本当に面白くて大好きです！また番外編もほのぼのしててすごく好きです！これからも楽しみにしていますねヽ(*´∀｀)ノ (2018年10月23日 18時) (
レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
イゾウRAVU - とっても面白いです!!これからも頑張ってください！更新待ってます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 0e771d3d36 (このIDを非表示/違反報告)
ファウスト(プロフ) - ヒロアカの方もとても面白いのですが！できればONE PIECEの方も更新お願いします。つ、続きが気になりすぎる！！ (2018年9月18日 17時) (レス) id: 2967d5163e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年8月24日 12時
