ご ページ6
まさか二次元の世界に転生するとは想定していなかった私だが、ここは無理やり飲み込んだ。
村人に自分はミヤではないと証明し、包帯を巻かれたり服を着せられたりしながらも、この世界について質問責めにした。
『本当に、この世界はワンピースなのか。』
喜んでいいのか、それとも悲しんだほうがいいのかわからない。
元々ワンピースにそれほどマニアックではないし、ワンピースが大好きな姉と一緒に見ていたくらいで、最近の話はあまり知らない。昔の話とかも薄ぼんやりとしか。
「でもさ、ミヤじゃないんだったらお前は誰だよ？」
村人が私に聞いた。
『私はたなかAです。』
「何言ってるかわかんねえや」
『うーん、そうですね。異世界から来ました。私何かこう魔法が使えるようになったりしませんか？あ、それは別の世界か。』
でも確かこの世界って魔王の実か悪魔の実があるよね。まあでも泳げなくなるのは嫌だし。
『この島のこと聞いていいですか？』
変に思っていたことだ。
なぜ私が蔦からぶら下がっていたのか。まるでそれを当たり前のようにしている周りも。
「記憶がないんだよねぇ。なんて説明したらいいのかな。」
こうしてポツポツと話し始めてくれたものの、ゲームなんかと違って、
「え、ここがどこかって？君ぃ、〇〇〇〇じゃないか。」
みたいに答えてくれないから困る。
まあざっとまとめると、
この島に生えてる一番大きな木(セイとか言った)の根元に死体を埋めると、一週間くらいして木の枝から生えて来るらしい。それも死ぬ前の記憶を引き継いで。この島に住んでいる住民は、みんな何百年も前からこうしているらしい。
そして、麦わら海賊団みたいなのがしょっちゅう上陸しないのは、島の周りを囲む海流と、セイがなんか花粉みたいなのを出して蜃気楼みたいなのを作っているらしい。
ワンピースの中にもこんなビックリ島とビックリ人間がいたなんて私も驚きだ。
『すごい島があるもんなんだね。』
というか私ここで生きていくの！？
「まあ今日はミヤ、じゃねえやAも戻ったことだし宴にしよう！」
村人はそう言って私を担ぎ上げ、わいわいしながら木に登ろうとしていった。
『ひっ、無理無理無理。う、宴は地上でやりましょう！』
高いところでなんかするとか、絶対に無理。今も吐き気と今日が押し寄せている。
「そっか、しょうがねえな。でもあのミヤが高いところで苦手になるなんてな。」
宴は地上でやることになった。
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率(プロフ) - いずたろすさん» 読んでくれてありがとうございます！主人公は木から生まれた人みたいな感じですね。私はあんまりあらすじを書く才能がなかったみたいで、多分続編のあらすじもこういう感じだと思います^ ^ (2018年7月21日 18時) (
レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
いずたろす(プロフ) - すごく面白いです！主人公が植物人間ってどういうことだろう！？と思って見てみたのですが見事にこの作品にどハマりしてしまいました…(*'ω'*) これからも頑張ってください！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: e17f26d915 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - イリアさん» 今動画を見て確認しました。仰る通りでした。七武海を登場させるためにポンポン開いてました。他の方の作品を読んで、本部で開くものだと勘違いしていました。今から修正は無理だと思ったので、読み流してくれるとありがたいです。今度からはちゃんと調べるようにします (2018年7月21日 17時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
イリア(プロフ) - 七武海会議は世界政府管理でマリージョアで開かれるとてつもなく重要なことを決める為の元帥、大将、中将が集まるめちゃくちゃやばい会議なんですよ！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: 9be3e906ec (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - はわわ、ありがとうございます。エピソードごとに別の人が書いたみたいになってしまう作品ですがみていただけて凄く光栄です！頑張りますm(__)m (2018年7月18日 18時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年7月3日 13時
