よんじゅういち ページ43
私はセンゴクさんに助けを求める。が、彼は一度こちらに手を伸ばして口を開きかけたが、頭を振って向こうに行ってしまった。
『そ、そんな』
センゴクさんに見捨てられたことに絶望する私に、ガープさんが見かねて(？)声をかけた。
ガ「喜べ！今日はなんと海に出るぞ！」
私がその言葉を理解するより早く、彼は空いている窓から私を抱えて飛び出した。
『ひぇ』
ガ「ぶっわっはっはっは！」
つまり高いところだ。
私は意識を保っていられなかった。
＊＊＊
額に冷たいものを感じて、私は薄目を開けた。
これ全部夢だったとか、ないかな。ないよね。
朝起きるたびにこれ考えるけど、私の精神と肉体は未だワンピースの世界に留まり続けている。
視界に映ったのは、正座して頭垂れるガープさんと、彼を叱りつけている部下であった。
『ああ、そうだ。私確か高いところにいて、』
おえっ。思い出すだけで吐きそう。ん？ガープさん今日は海行くって行ってたよね？
ざぱーん
波が寄せて船を揺らし、風で帆がはためく音がした。
『この誘拐犯がああぁ！！』
私は自称じいちゃんという誘拐犯に殴りかかった。
＊＊＊
『ところでどこに向かっているんですか』
私はハンモックに寝そべり、棒付きキャンディーを舐めていた。さっきガープさんがごめんねの印にくれたのだ。ちょっとあの人子供舐めてない？飴だけに。
ガ「イーストブルーにある海軍の支部じゃ。どうやら権力を振りかざすバカはどこにでもいるようでの、」
ガープさんはそう言いながら犬の被り物をした。
まさかそれかぶって行くの？
『なんでそれ被るんですか？っていうか、私必要なくないですか？』
ガ「これ被っとるんは絵的なアレであってな『メタ発言やめてもらっていいですか』言ったじゃろう、これは修行じゃ！」
ガープさんはなんかあったら頼むぞ！的な顔をして船を降りていった。
『ん？というか結局何をしに行くんだ？』
どうせ何も起こらないだろう、と私はもう一度眠りについた。ハンモックは結構寝心地が良かったのだ。
@@@
どの場面、とかわかった人いたらすごいなー
次の話もいろいろ調べて見ましたけど難しいですね
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率(プロフ) - いずたろすさん» 読んでくれてありがとうございます！主人公は木から生まれた人みたいな感じですね。私はあんまりあらすじを書く才能がなかったみたいで、多分続編のあらすじもこういう感じだと思います^ ^ (2018年7月21日 18時) (
レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
いずたろす(プロフ) - すごく面白いです！主人公が植物人間ってどういうことだろう！？と思って見てみたのですが見事にこの作品にどハマりしてしまいました…(*'ω'*) これからも頑張ってください！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: e17f26d915 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - イリアさん» 今動画を見て確認しました。仰る通りでした。七武海を登場させるためにポンポン開いてました。他の方の作品を読んで、本部で開くものだと勘違いしていました。今から修正は無理だと思ったので、読み流してくれるとありがたいです。今度からはちゃんと調べるようにします (2018年7月21日 17時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
イリア(プロフ) - 七武海会議は世界政府管理でマリージョアで開かれるとてつもなく重要なことを決める為の元帥、大将、中将が集まるめちゃくちゃやばい会議なんですよ！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: 9be3e906ec (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - はわわ、ありがとうございます。エピソードごとに別の人が書いたみたいになってしまう作品ですがみていただけて凄く光栄です！頑張りますm(__)m (2018年7月18日 18時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年7月3日 13時
