にじゅうはち ページ30
夢主ちゃんがボイコットしてます。次話をできればわかりやすくするので見たくない方は飛ばしください
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ガープさんの手を顔から剥がして、私は脇に転がっていた木刀を掴んだ。
相手はまだ木刀を持っている。好都合だ。
『もっかいやらせろ』
できるだけ抑えた声質で喋る。
「...かかってくればいい」
相手が答える。
ガープさんは止める気は無いようで、そのまま見ていた。
相手に向かって歩いていく。
この世界で私が感じた不満すべてに対する怒りと、それを抑えながらガープさんの言ったことを考えていた。
相手は私が八つ当たりのためにもう一戦申し込んだと油断している。
八つ当たり、そうとも言える。でも、負けたことに対してじゃない。不満が溜まっていたから、目の前にこいつで晴らすだけだ。
ボコボコにできる。いや、する。
相手が剣を大きく振って左から打撃が入る。これは無理に防いで吹っ飛ばされるより、飛んでかわしたほうが身のためだ。
ジャンプする。
意外に高く飛べた。
迷わず相手の顔めがけて木刀を叩き込む。済んでのところで防がれる。腕がビリビリする。
相手は驚いている。気分がいい。
地面に着地、上からの大振りが来るのを予想し、ずれて木刀が地面に降りたところでそれを踏んで相手の顔に肘を入れる。
予想していなかったのか、相手はわざと隙を見せた私に攻撃を入れずに顔を抑えて一旦引いた。
今更なにかを決心した顔で突っ込んで来る。彼から怒りと屈辱を読み取れた。私を仕留めるのに夢中でなにも考えていない。よほどプライドが高いのか。
1戦目でこんな奴に敗北したことが恥ずかしくなってきた。
私の頭を狙ってついた剣先をかわして、真っ直ぐに伸びた右肘に外側から蹴りを入れる。へんな声を出して左手と木刀が右に寄ったところで、足を置く場所が見えた。
ガープさんが言っていたのはこういうことか。
左足を相手の左膝に打ち付け、相手がまた変な声を出したところで、左手で木刀を逆手に持ち、右手の掌を木刀の頭に置く。鳩尾めがけて身体ごと突っ込もうとした頃で、なぜか刀が動かなくなった。
見てみれば、誰かの手が刀を掴んでいる。
構わずに引っ張って無理やり突っ込もうとしたところで、右肩を掴まれ後ろを向かされた。
ガ「おーい、正気に戻れ、相手はもう戦闘不能で降参しとるぞ」
ガープさんだった。肩越しに後ろをみれば、相手が尻餅をついて右ひじを抑え、数人が駆け寄っているところだった。
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率(プロフ) - いずたろすさん» 読んでくれてありがとうございます！主人公は木から生まれた人みたいな感じですね。私はあんまりあらすじを書く才能がなかったみたいで、多分続編のあらすじもこういう感じだと思います^ ^ (2018年7月21日 18時) (
レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
いずたろす(プロフ) - すごく面白いです！主人公が植物人間ってどういうことだろう！？と思って見てみたのですが見事にこの作品にどハマりしてしまいました…(*'ω'*) これからも頑張ってください！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: e17f26d915 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - イリアさん» 今動画を見て確認しました。仰る通りでした。七武海を登場させるためにポンポン開いてました。他の方の作品を読んで、本部で開くものだと勘違いしていました。今から修正は無理だと思ったので、読み流してくれるとありがたいです。今度からはちゃんと調べるようにします (2018年7月21日 17時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
イリア(プロフ) - 七武海会議は世界政府管理でマリージョアで開かれるとてつもなく重要なことを決める為の元帥、大将、中将が集まるめちゃくちゃやばい会議なんですよ！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: 9be3e906ec (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - はわわ、ありがとうございます。エピソードごとに別の人が書いたみたいになってしまう作品ですがみていただけて凄く光栄です！頑張りますm(__)m (2018年7月18日 18時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年7月3日 13時
