にじゅういち ページ23
私は大量の書類を持って廊下を歩いていた。
サカズキさんの命令で、資料室から、あれとあれの資料を持ってこいと言われたのだ。
いかにもザ・機密情報といった感じの書類を見ながら、ため息をつく。
ここに来てもう一ヶ月は経った。どうも、この世界は時間の進みが早い。1日は二十四時間なのに、一週間ぐらいでも一瞬に感じる。
この一ヶ月で私は頼られるキャリアウーマン、いやガールになり、海兵でも補佐官でもないのにサカズキさんのパシリをやっている。
果たしてこれであっているのだろうか。原作に関わっていないだろうか。
様々な葛藤を抱えながら廊下を曲がろうとした時、私は一歩手前で気がつき立ち止まる。
壁にぴったりと身を寄せて気配を消す。
しばらくすると大きなピンクのもさもさが通り過ぎていった。
(やべえ、今日なんか変な気を感じるなって思ってたらこいつか！)
そいつが行ってしまったところで角を曲がり、またため息をついた。
『触らぬミンゴに祟りなし』
七武海で安全そうなのってジンベエさんだけだよね。みんな顔めっちゃ怖いし。
一歩を踏み出したところで、私は肩を掴まれた。
ド「おい海兵、おつるさんの部屋ってどっちだ」
ヒュッ
金髪と赤いサングラスが結構上の方に見えた。
(なぜ戻ってきた！？)
私はテンパっていた。相手は三メートルあるし、見上げなければ顔が見えない。例えそうでなくても、この人からは『人殺し』のイメージが漂っている。
そういえばこいつも覇気持ちだったような。
背景にゴゴゴという文字が見えそうなほど威圧感を放っているこいつに、私はありったけの勇気を込めて口を開いた。
『お、おつるさんの部屋はもう一階下で、階段はそっちです』
ド「そうか、このことは誰にもいうんじゃねえぞ」
そう言ってピンクの鳥はフッフフッフ笑いながら歩いて行った。
私の心臓は恐怖と衝撃でばくばく言ってるし、私はしばらくそこを動けなかった。
＊＊＊
赤「遅かったのぉ、なんじゃ、この世の終わりみたいな顔しよって」
『七武海ってみんな方向音痴なんですか？』
赤「何を言っとるんじゃ」
@@@
というかミンゴはなぜおつるさんの部屋に？
＊＊＊
おまけのミンゴ
ド「フッフッフ、七武海が迷子になってる様子がおかしいなんてほざくガキがいたが、まさか本当になっちまうとはなぁ。まあ口止めしておいたし大丈夫だろう」
と、フッフフッフ笑いながら廊下を歩いていくのだった。
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率(プロフ) - いずたろすさん» 読んでくれてありがとうございます！主人公は木から生まれた人みたいな感じですね。私はあんまりあらすじを書く才能がなかったみたいで、多分続編のあらすじもこういう感じだと思います^ ^ (2018年7月21日 18時) (
レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
いずたろす(プロフ) - すごく面白いです！主人公が植物人間ってどういうことだろう！？と思って見てみたのですが見事にこの作品にどハマりしてしまいました…(*'ω'*) これからも頑張ってください！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: e17f26d915 (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - イリアさん» 今動画を見て確認しました。仰る通りでした。七武海を登場させるためにポンポン開いてました。他の方の作品を読んで、本部で開くものだと勘違いしていました。今から修正は無理だと思ったので、読み流してくれるとありがたいです。今度からはちゃんと調べるようにします (2018年7月21日 17時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
イリア(プロフ) - 七武海会議は世界政府管理でマリージョアで開かれるとてつもなく重要なことを決める為の元帥、大将、中将が集まるめちゃくちゃやばい会議なんですよ！ (2018年7月21日 17時) (レス) id: 9be3e906ec (このIDを非表示/違反報告)
率(プロフ) - はわわ、ありがとうございます。エピソードごとに別の人が書いたみたいになってしまう作品ですがみていただけて凄く光栄です！頑張りますm(__)m (2018年7月18日 18時) (レス) id: 1fe256fb16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年7月3日 13時
