にひゃくにじゅうなな ページ46
撃ち抜かれた足は……もうそれほど痛みはない。
多分フランキーあたりが瓦礫を退けたんだろう。崩壊した屋敷に埋もれていた広場は瓦礫を退け多分広く見えた。足を引きづりながら誰もいない隅に腰を下ろした。
『……は……』
肺の中の空気全てがため息に変わった。
いや、やりすぎたとしか言いようがない。満身創痍で出血多量のゾロの顔面を思いっきり殴ってしまった……いや、我ながらやりすぎた。
それこそ最大の後悔ではあるが、ゾロがああなってしまったのは私のせいだ、という思いが拭えない。
結局のところ、何もできなかった。
くまと最初に遭遇した時、取引に応じさせるほどの
そしてあの肉球型の衝撃波を予測できなかった。あれを覚えていて尚且つ確実な戦闘力だけでも予示ポケに避難させておけば、クマをぶっ壊すこともできたかもしれないと言うのに。
『はぁ……』
ゾロが起きた時なんて言おうか、いやそもそもあいつのためにワンピースの居場所バラすところだったって白状してんじゃん、いやこれは切腹コースだわ。
もはやため息も出なくなったほど落ち込んでいると、ふと屋敷に空いた大穴から二人の男が何やら熱を上げて話し込んでいた。
『……ん？あの二人はもしや、』
首を傾げたところで二人が急に走り出したものだから、急いで四時ポケの入り口を足下に出現させた。反射神経はあまりよくなかったらしく、二人は空中で固まったまま四時ポケに落ちていった。
酸素を入れたとはいえ長くは持たない。私は二人を私の両脇に四時ポケを出現させた二人を吐き出した。
「え！！？？あれ、さっきあそこにいたんじゃ、」
「ん…？ってこいつは預言者！！？？」
『んーそうそう、まあ黙って座れや』
座れと促したものの二人は勢いよく喋り出した。
「預言者さん俺たち見たんです！！」
「あの海賊狩りが船長の身代わりになったところを！！」
「こうしちゃいられませんよ！！」
「あの男の美談をみんなに話して来なくっちゃ！！」
二人は勢いよく言いたいことを吐き出すと、私の次の一言を待ってワクワクした目でこっちを見ていた。はぁ、とため息をつく。
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
