ひゃくはちじゅうろく ページ5
『そんなこと言った！？私が！？…あ、言ってたね』
でもあれはメリーを失った悲しさと痛みでハイになってたっていうか…
『ンマァ…さっき肉貰ったし、過ぎたことは水に流そうぜ…
ア「ンマァ、なんだそれは、俺の真似か？全然似てないぞ」
『とゆーか、なんのよーだよー、なぐられにきたのかよー』
そう言うと黙ってしまったので、私は魚を食べる作業に戻った。今は一刻も早く血肉が必要なんだ。
しかしながら沈黙に耐えられなくなったので私の方から話題を提供することにした。
『ンマァ、この島ごと船にすんだろ？』
ア「！？」
アイスバーグは、目を向いて驚いた。そして次の瞬間、食べ物を口いっぱいに頬張った私の顔を見て何かを納得したようでまた正面を向いた。一体何を納得したんだろう。
ア「できると思うか」
『まあよく知らないけど、できるんじゃないの？』
ア「そう思うか」
『なんたってこの星一の船大工がいっぱいいるからな！頑張れおっさん！」
ア「未来が見えるから、じゃないんだな」
そしてアイスバーグは笑った。
＊＊＊
何かが吹っ切れたような顔のアイスバーグの隣を離れ、新しい魚を皿に乗せられた私は、壁際に一人寄りかかっているロビンを見つけた。何やら難しい表情をしている。というよりも何かに怯えている。
『ロビン！？大丈夫か！？』
駆け寄ったところで気がついた。
この壁の向こうに青キジがいる。
そう気がついた私の顔を見て、ロビンが身振り手振りであっちへ行け、みたいなことを言っている。
しかし原作では彼も何かしているというわけではなかったので私も壁越しに話しかけた。
『あれ、もしかしてそこに大将いる？』
青「あらら、Aちゃんまで来ちゃったよ」
ロ「彼女は巻き込まないで！」
ロビンが怯えた声を出す。私はそのままロビンの隣へ駆け寄り、ロビンと同じように壁に寄りかかった。これなら不自然には見えない。
『いや別にとっ捕まえに来たわけじゃないでしょ。クザンさん』
青「Aちゃんはなんでもお見通しだねえ」
言外にため息をつかれた気がする。
私は壁の向こうで見えないにもかかわらず自分の胸を叩いて真剣に言った。
『約束するよ！私たちがロビンを守る！だから安心して！お父さん！！』
ロ「え…？」
青「(お父さん…？)まあいい、それだけ聞ければ満足だよ。よろしくね。Aちゃん」
『はい！』
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
