にひゃくじゅうきゅう ページ38
どうしようか迷った私は、クローゼットの足元に四時ポケの入り口を出現させその中に身を隠した。間一髪、ドアが軋んで空いた音がした。舌打ちの音と、二本の刀ともう一つ新しく増えた刀をガチャガチャ言わせる音から、どうやらゾロらしかった。
ル「ん？ゾロどうした？さむいのか？」
ゾ「いいや、なにやら妙ば気配がしたんでな、まあ誰もいなかったが」
いや動物かよ。隠れてよかった。見つかっていたらどんな目にあったか、と考えるとゾッとする。
ナ「えっ……ままままさかゾンビじゃないでしょうね！？」
＊＊＊
そこから話はトントン拍子で進んでいった。ブルックと城内で遭遇したロビンとフランキーがブルックの伝言を伝え、今も待っている仲間のことを話した。言わずもがなラブーンのことである。
ラブーンのことで一気にテンションをあげたルフィにつられ、みんな嬉々として戦闘モードに入っていった。
四時ポケの中で私はみんながモリアを倒すのを待つ、それが一番良い進め方だ。影を吸い込んで膨れ上がったモリアと、麦わらの一味、プラスこれから出会うはずの海賊子分たち、その二対がちょうど良いバランスで戦ってくれる。
そこに私がいるとバランスが崩れる。それもある、が私には足止めして送り返さなければいけないやつがいる。
＊＊＊
ゾ「なぁ、ひとつ気になることがある」
ウ「お、なんだゾロ、お前が悩むなんて珍しいな」
チ「なんだ？」
ゾ「この魔のなんとか三角海の話をした時、Aは確かにラブーンの話をしたよな？それにこれ、」
ゾロは手に持った塩の入った袋を掲げてみせた。怪訝そうな顔でそれぞれの顔を見渡す。
ゾ「普通船に塩があんのは普通だ。あのクソコックが山ほど持ってるからな。だからってあいつ予備の塩を樽いっぱいに懐に入れて持ち歩くなんて用意が良すぎじゃねえか？」
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不在証明(プロフ) - 一気読みしました！とても面白かったです！ついにシャボンディ編ですね！その後のお話も好きなエピソードなので更新楽しみにしています頑張ってください！ (2021年10月9日 1時) (
レス) id: 0bad24017f (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 久々に見にきたら更新されてて嬉しいです。楽しみにしています！ (2019年5月7日 18時) (レス) id: e1b44d4df8 (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - おぉ！しばらく見ない間に更新されてる...！いつも応援してます。個人的には２年の空白の間で夢主ちゃんが何をするのかがすごく楽しみです！ (2019年5月1日 3時) (レス) id: 6fae34f835 (このIDを非表示/違反報告)
歌恋 - とっても面白いです！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年2月18日 18時) (レス) id: bd711dd19d (このIDを非表示/違反報告)
ちきん - 200話突破、おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしています！これからも頑張ってください！応援してます！ (2018年11月29日 20時) (レス) id: eca632b0ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：率です | 作成日時：2018年11月3日 8時
