39 ページ39
.
HS side
11月も終わりに近づいてきて、だいぶ寒くなってきた。秋の終わりと冬の訪れを感じる。
HS「ううう、寒い… 」
ジンヒョンの屋敷の門をくぐると先に着いていたジミナが駆け寄ってきた。
JM「あ! 来た来た! ホソギヒョン!」
ジミナに手を引かれて庭を歩いていくと、庭に面した屋根付きの休憩所まで連れてこられた。
そこには既に、ナムジュンとジョングクが来ていて準備をしている。
そう、今日はAちゃんの誕生日。
Aちゃんには内緒で準備してて、準備が終わるまではジンヒョンがAちゃんを屋敷の外に連れ出している。
NM「よし、これでもう準備は大丈夫かな」
休憩所は、色鮮やかな装飾で飾られ、机の上には色とりどりの料理が並べられている。
JM「ジンヒョンたち呼んできますね!」
そう言ってジミンは走って行った。
HS「ジョングク、かんざし渡すのか?」
JK「っ! は、はい… 喜んでくれますかね… 好みじゃなかったらどうしよう… 」
NM「大丈夫だよ、喜んでくれるよ」
HS「そうだよ。それに贈り物は気持ちが大事だからね 」
そうこうしていると、ジミナたち3人がこっちに来るのが見えた。
HS「おっ! Aちゃーん!」
Aちゃんは休憩所まで来ると、驚いた顔で皆を見る。
『えっ! こ、これって…?』
JM「せーのっ!」
JM,SJ,HS,NM「「 A! お誕生日おめでとう!」」
驚くAちゃんに、白と桃色の花で作られた花冠を被せてあげる。
『私のために準備してくれたんですか…?』
SJ「そうだよ〜! Aのこと驚かせたくて、みんなで準備したんだ 」
『わぁ、ありがとうございます…! すごく嬉しいです!』
JM「喜んでくれてよかった!」
HS「座って座って! 」
みんな席に着くとわいわいと料理を食べ始めた。食後の菓子も食べ終わったころ、みんなそれぞれから贈り物を渡すことにした。
HS「じゃあ、俺から! Aちゃん、お誕生日おめでとう!」
『かわいい手鏡… ありがとうございます!』
HS「実はね、俺とお揃いなんだ」
『え! そうなんですか!』
JM「Aちゃんとお揃いなんていいな〜 」
HS「仲良いから友情の証に何か渡したくて」
『ホソク様とお揃いなんて嬉しいです!』
HS「喜んでくれて良かった〜」
次は誰が渡す?とみんなに目線を向けた時、ジンヒョンからの視線が少し冷たい気がした。
.
390人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちゃ(プロフ) - hirotdmさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているという言葉がとても励みになります!主人公ちゃん、高麗時代に来てから大変なことばかりですよね… 読者のみなさんもヒヤヒヤしますよね。 (2021年6月3日 0時) (レス) id: 81774260e0 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - ここまでとっても楽しく読ませて頂いてます!これからどうなっちゃうんだろうって益々楽しみです。主人公ちゃんが痛い目に合うのがかなりのレベルなのでジンさんじゃなくても心配になります。 (2021年6月2日 13時) (レス) id: 69a4a38723 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - avrillさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!! 頑張ります(^^) (2021年5月8日 10時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
avrill(プロフ) - 今後の展開がとっても気になります!楽しみにしているので無理なく頑張ってください! (2021年5月8日 4時) (レス) id: dd6824d8fc (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - kokoさん» ありがとうございます!! 念願の初コメントいただけて泣いて喜んでます(涙) 頑張ります! (2021年5月8日 1時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まちゃ | 作成日時:2021年4月29日 22時