34 ページ34
.
JM side
お茶屋さんを出たあと、人が多い通りに出た。
店先に飾られていた置物に目が止まりヒョンを呼び止める。
JM「ジンヒョン! この置物ジンヒョンに似てませんか?」
SJ「ヤー! どこが似てるんだよ! 羊みたいだけど首が長いな、なんだこの動物… 」
JM「えー、そっくりですよ」
SJ「このひよこの置物、ジミナにそっくりだな」
JM「ひよこ可愛いなぁ。あ! このうさぎの置物Aちゃんに似てる!」
ね! Aちゃんと声をかけようとして横を見るが彼女の姿がない。
JM「あれ? Aちゃんは?」
SJ「あれ? Aー!!」
JM「Aちゃーん!」
さっきまで一緒にいたのに。
JM「すみません、女の人見ませんでしたか?」
お店にいた店員の女性に聞く。
店員「どんな子ですか?」
JM「えっと… これくらいの背で、えっと… 」
今日のAちゃんどんな服だったかな、焦って思い出せない…
SJ「桃色の花のかんざしに、青い花の刺繍が入った白い服を来た子です。」
店員「うーん… ねえ! 女の子見なかった? 桃色の花のかんざしに、白い服の子だって!」
店員が他の店員に聞く。すると、近くにいた客の女性が、
女性「あ! 見ましたよ。男の人と一緒にあっちの路地のほうに行くのを見ました。」
SJ「ありがとうございます。行こうジミン 」
男の人と一緒ってどういうことだ? 嫌な予感がする。何もなければいいんだけど…
ヒョンと一緒に狭い道を急ぐ。こっちで合っているのだろうか。全然人がいない。
.
.
.
A side
『…っ! や、やめて、手離して!」
後ろにある建物の壁に腕を押さえつけられる。男の手に更に力が入り、手首の骨が軋む感覚がする。
男「おい、女を抑えろ」
他の男達が息を荒くしながら近くに寄ってくる。吐き気がする。
押さえつけてくる男の腕を咄嗟に噛んだ。男が呻き声を上げながら、私から手を離した。
逃げようとしたところで、私の横にいた男に背後から羽交い締めされ身動きが取れなくなった。
男「お前舐めやがって…!」
男1「大人しくしてればいいんだよ、可愛がってあげるから」
他の男が私の頭を撫で回す。あまりの気持ち悪さに涙が出る。
男が近づいてきて、胸元から手を入れてきた。
『いやっ、やめて… お願い、やめて、だれか… 誰か助けて… 』
.
390人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちゃ(プロフ) - hirotdmさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているという言葉がとても励みになります!主人公ちゃん、高麗時代に来てから大変なことばかりですよね… 読者のみなさんもヒヤヒヤしますよね。 (2021年6月3日 0時) (レス) id: 81774260e0 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - ここまでとっても楽しく読ませて頂いてます!これからどうなっちゃうんだろうって益々楽しみです。主人公ちゃんが痛い目に合うのがかなりのレベルなのでジンさんじゃなくても心配になります。 (2021年6月2日 13時) (レス) id: 69a4a38723 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - avrillさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!! 頑張ります(^^) (2021年5月8日 10時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
avrill(プロフ) - 今後の展開がとっても気になります!楽しみにしているので無理なく頑張ってください! (2021年5月8日 4時) (レス) id: dd6824d8fc (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - kokoさん» ありがとうございます!! 念願の初コメントいただけて泣いて喜んでます(涙) 頑張ります! (2021年5月8日 1時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まちゃ | 作成日時:2021年4月29日 22時