33 ページ33
.
A side
今日は昼過ぎになってジミン様が突然屋敷に来た。
JM「ジンヒョーン! 僕と出掛けませんかー?」
SJ「えー、どうしよっかなぁ、今日はやることがあるからなぁ」
JM「じゃあAちゃん、俺とお出かけしよ!」
『へっ? あ、はい!』
SJ「ヒョンも行く」
『え、今日はやることがあるって… 』
SJ「んー、明日でもいいかなって」
JM「やった! じゃあ行きましょ〜」
.
.
.
『わぁ、この辺りなんだか雰囲気がすごい…』
SJ「ここは貴族とか金持ちがよく来る場所なんだよ。」
貴族が来るだけあって道に並ぶお店も賑やかだが品がある。店員も美しく着飾っていて道行く人に上品に話しかけている。
JM「あっ、ここ! このお店が最近人気なんだって」
ジミン様が指さしたのは見るからに高級店の外観のお茶屋さん。
『わぁ、素敵… 』
JM「でしょ?」
お茶屋さんでしばらくゆっくりした後、通りに戻ってきた。
SJ「ヤー、ここのお茶美味しかったなぁ」
JM「ね! 3人で来れてよかった」
3人で歩いていると人が多い通りに出てきた。
『あ! あそこのお店ちょっと見てもいいですか?』
ん? あれ?
隣りにいるはずのソクジン様がいない。
あれ? ジミン様もいない。
周りを見るが2人の姿はない。
『ええ、またはぐれた…… 』
祭りの日の夜といい今日といい… しかもここ来るの初めてなのに…
どうしようと思ってキョロキョロしてると、後ろから男の人が話しかけてきた。
男「もしかして、さっき一緒にいた人とはぐれちゃったの?」
『えっ?』
振り返ってみると目の前には優しそうな男の人が立っていた。
『は、はい… 』
男「あの人達ならあっちにいったよ。」
そう言って男の人はこっちこっち!付いてきて!と言って歩いていった。
男の人はさっきいた通りから狭い通りに入っていった。
『(そんな遠くに行っちゃったのかな…?)』
道はどんどん狭くなり、すれ違う人もいない。
なにかがおかしい。そう思い始めたとき、狭い道から広いところに出た。
そこには男の人が4人いた。
男1「へぇ、なかなかいい女じゃん」
男2「高く売れそうだな」
男3「売っちまうなんて勿体ないな」
男4「なぁ、売り飛ばす前にちょっと楽しまねぇか?」
男「俺もちょうどそう思ってたところ」
そう言って一緒に来た男が目をギラつかせながら私の腕を掴んだ。
.
390人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まちゃ(プロフ) - hirotdmさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているという言葉がとても励みになります!主人公ちゃん、高麗時代に来てから大変なことばかりですよね… 読者のみなさんもヒヤヒヤしますよね。 (2021年6月3日 0時) (レス) id: 81774260e0 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - ここまでとっても楽しく読ませて頂いてます!これからどうなっちゃうんだろうって益々楽しみです。主人公ちゃんが痛い目に合うのがかなりのレベルなのでジンさんじゃなくても心配になります。 (2021年6月2日 13時) (レス) id: 69a4a38723 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - avrillさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!! 頑張ります(^^) (2021年5月8日 10時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
avrill(プロフ) - 今後の展開がとっても気になります!楽しみにしているので無理なく頑張ってください! (2021年5月8日 4時) (レス) id: dd6824d8fc (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - kokoさん» ありがとうございます!! 念願の初コメントいただけて泣いて喜んでます(涙) 頑張ります! (2021年5月8日 1時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まちゃ | 作成日時:2021年4月29日 22時