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なんだか、暖かくて、明るい…






ブクブクブク…






『…ッブハ!!!!』





ゲホゲホと咳き込みながら、酸素を必死に吸い込む。






自分を見ると体中びしょ濡れで、乳白色に濁ったお湯の中に突っ立っている。






目を上げてみると、ずいぶんと古風な、時代劇のセットのような建物に囲まれている。





え、なに、ここどこ…?





自分が突っ立っているここは、お風呂と言うには広すぎる、泳げそうな広さ。温泉だろうか。





あれ、私さっき湖で男の子助けようとして溺れて…





あぁ、死んだのか… っていうことはここ天国?
え、天国って来る時こんな温泉の中から出るの??





いったいどういうことなんだと考えていたら、遠くから私の名前を呼ぶ女の人の声が聞こえた。





CR 「A様!!!! こんなとこにいらっしゃったんですか! 早く、見つからないうちにこちらに!」




その女の人は私を温泉から引っ張り上げると、私の手を引いて建物から出て行く。





CR 「もう、まったく、探したんですよ!お嬢様!勝手にどこか行かないって約束したのに… お召し物もずぶ濡れで、いったいなにをしてたんですか…」


『お嬢様!?』


CR 「え?」


『え??』


CR 「勝手にどこか行かないって約束したのに… お召し物もずぶ濡れで、いったいなにをしてたんですか…」


『え、あ、いや、誰ですか?』


CR 「誰ですか?? チェリョンですよ! なにをとぼけたことおっしゃってるんですか。さっ、早く帰ってそのびしょびしょのお召し物着替えましょう」







建物を出ると古風な街並みが広がっていて、まるで高麗時代にタイムスリップしたみたいだ。天国かもなんて考えはもうなくなった。ということは夢? でも夢にしてはあまりにもリアルすぎる。歩いている土の感触、頬を撫でる風、眩しい太陽の光、私の手を引くチェリョンの手の温もり… タイムスリップなのかな…





すれ違う人や建物を見ていると、チェリョンは大きな屋敷に入っていった。





ぼーっと屋敷を眺めていると、「早く!!!」と言われたので、慌てて後について屋敷の門をくぐった。








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まちゃ(プロフ) - hirotdmさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているという言葉がとても励みになります!主人公ちゃん、高麗時代に来てから大変なことばかりですよね… 読者のみなさんもヒヤヒヤしますよね。 (2021年6月3日 0時) (レス) id: 81774260e0 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - ここまでとっても楽しく読ませて頂いてます!これからどうなっちゃうんだろうって益々楽しみです。主人公ちゃんが痛い目に合うのがかなりのレベルなのでジンさんじゃなくても心配になります。 (2021年6月2日 13時) (レス) id: 69a4a38723 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - avrillさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!! 頑張ります(^^) (2021年5月8日 10時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)
avrill(プロフ) - 今後の展開がとっても気になります!楽しみにしているので無理なく頑張ってください! (2021年5月8日 4時) (レス) id: dd6824d8fc (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ(プロフ) - kokoさん» ありがとうございます!! 念願の初コメントいただけて泣いて喜んでます(涙) 頑張ります! (2021年5月8日 1時) (レス) id: 9254a9bcf9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まちゃ | 作成日時:2021年4月29日 22時

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