09:ホール ページ9
本当はずっと大倉くんとヤスくんを見ていたいところだけど
1番混み合う時間帯だから
そういうわけには行かず
店内を忙しく歩き回っていた
大倉くんの注文した煮込みハンバーグ…
絶対
私が持って行きたいって思ってたのに…
｢こちらのお皿お下げしてもよろし…｣
愁｢お待たせいたしましたー♪煮込みハンバーグでございます｣
私が他のテーブルに行ってる間に
愁くんがにこにこの笑顔で
大倉くんに煮込みハンバーグを…(泣)
愁｢熱くなっておりますのでお気をつけてお召し上がりください｣
大｢うわぁ、うまそう！｣
(…あぁ…泣)
悲しくって
悔しくって
聞き耳をたててわざと少しそばを通ったら
大｢…うっわ、これめっちゃ美味しい｣
友｢まじで？｣
安｢ええなぁぁ…ちょっと頂戴♪｣
大｢あかんよぉ…俺のやねんから｣
安｢ええやんかぁーちょっとだけやしぃ…おーくらぁー｣
(…あぁーこんなやり取り近くで見たかったぁ)
しくしくと半泣きになりながら
キッチンへと戻ったら
｢なに？表情ころころ変えて忙しいやつ(笑)｣
私を見てオーナーは笑う
｢…だって愁くんが(泣)｣
｢俺が何や？｣
｢…微妙な関西弁使わないでよ｣
｢こわぁ！ホール担当じゃない俺がわざわざ持って行ってあげたのに｣
｢余計なことしないでよぉ〜…｣
ガックリとうなだれた私を見て
愁くんは笑う
(…絶対わざとだ、愁くん…)
｢…いじわる｣
笑いながら
厨房へと向かう愁くんの背中を
恨めしく見つめていると
オーナーまで私を見て笑って
肩をたたいて
厨房へと消えて行った
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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ひかる(プロフ) - この小説、ほんと凄く好きです (2016年2月23日 7時) (携帯から) (
レス) id: 6a26026b2e (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - もう100回くらいこの小説を読んでます！ これからも頑張ってください！ (2015年9月16日 17時) (レス) id: cb5241ac17 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - あっという間に読みきってしまいました(*^▽^*) (2014年8月28日 18時) (レス) id: 446be19339 (このIDを非表示/違反報告)
みのくら - この小説何回見てるんだろう？っていうくらい好きです！更新頑張って下さい!!応援してます！ (2014年8月24日 18時) (レス) id: 0ae4e6d67b (このIDを非表示/違反報告)
のわ(プロフ) - ピコたんさん:倉安いいですよね〜っ♪メロメロ頂きましたぁ！(笑) (2012年7月31日 22時) (携帯から) (レス) id: d2c019d1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のわ
| 作成日時：2012年6月16日 23時
