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「なに、言うこと聞いてくれないなら、俺今日泊まろうかなぁ」とソファーにでーん、と寝転んでこちらをニヤッと見ている顔に腹が立つ
またスマホの画面に"1時間後に行きます"という通知が入ったのを見て、仕方がなく手をかけた
『ちょっと…こっち見ないでよ』
「え？なーんも聞こえませーん。
下着、黒？やらしぃねぇ」
なんだか舐めるように見てくるふっかに流石に恥ずかしさを覚えて体育座りをしてなるべく胸元を隠す
『はやく、さっさと最後！』
「ふは、いいよ、負ける気がしねぇわ」
早くこのゲームの終焉を目指すことが私の使命だったのに
『ん、やぁ、ね、ふっか、だ…め』
「可愛い、な、目黒より俺の方が気持ちいいっしょ？」
『あぁぁ！……そこ、いやぁ！』
「ふは、ん、俺も、きっつ、く、いくよ？」
案の定、3連敗目を喫してふっかの言いなりとなった私は"ベッドで添い寝"というミッションをこなす為に、彼を寝室に招き入れたことがさらなる大きな敗因となってしまった
あっという間にぐ、っと肩を押されて組み敷かれて、その後は流石のチャラ男、キャミソールは一瞬で剥ぎ取られて素早く下着に手をかけられると、ぐちゃぐちゃに溶かされて気持ちよくされてしまった
「気づいてる？昔っからAって、ぐー、ちょき、ぱーの順番にしか出さねぇって」と嵌められた事実が判明したのは情事が終わってからのことだ
落ち込む私に「目黒とは付き合ってねーんだろ？じゃ浮気になんねぇから安心しろ」なんて心の中を見据えてくるから悔しい
たしかに目黒とは昨日、付き合うとは話していないから正確には両思いの状態だけれど
『もうすぐ目黒、来るから！』とそのまま二回戦に入ろうとするふっかの身体に上着を押し付けて玄関まで連れてくると「えぇ〜じゃ明日また来るわ」なんてタバコを咥え始める
『は？なんで来んのよ？』
「そんなの後夜祭の後夜祭に決まってんじゃん」
『なにそれ、絶対やめて』
「ふは、じゃあこう言えばいい？
明日、Aに告りたいから」
口をあんぐり開けたまま呆然とする私を見てニヤッと笑ってから、ライターで火をつけて「んじゃ」と片手を上げて玄関から去っていった
その後すぐ現れた目黒に
「ね、さっきまで……ふっかさんきてた？」
と匂いでバレてしまって、えらいまた激しく抱かれてしまうなんてオチなのだけど
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kae(プロフ) - あいさん» あい様（ ; ; ）いつもいつも優しいお言葉ありがとうございます。紫さんを書くたびに、あい様のことが浮かんで、気に入っていただけるかなぁ、なんて思うようになっております。笑 共感していただいて光栄です！これからもぜひよろしくお願いします（ ; ; ） (2021年9月8日 14時) (
レス) id: 03cd483279 (このIDを非表示/違反報告)
あい - そして、またあとがきにお名前を書いてくださり感謝致します！ただのファンなのに！私、kaeさんのあとがき、共感できたり結構好きです(笑) (2021年9月8日 14時) (レス) id: b3ed499758 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 完結から遅れてごめんなさい！お疲れ様でした。紫大好き！の私に匂わせもしていただき嬉しかったです(笑)二人分のお話を繋げていたり、今回のシリーズもとても読みごたえありました！kaeさんが表の彼等の言動をとても捉えているから、読み手も想像膨らみ楽しめます！ (2021年9月8日 14時) (レス) id: b3ed499758 (このIDを非表示/違反報告)
みりぽん - kaeさん» いえいえこちらこそ本当に楽しませてもらってます！！ありがとうございます(^^)短編集楽しみにしてますね(照) (2021年9月6日 23時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - みりぽんさん» みりぽん様！いつもご愛顧ありがとうこざいます（ ; ; ）ぜひまた短編集、作りたいと思いますのでそう言っていただけるとやる気につながります。これからもぜひよろしくお願いします（ ; ; ） (2021年9月6日 7時) (レス) id: 4ca019b306 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2021年8月20日 15時
