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「Aちゃん！久しぶりにご飯行こうよぉ」と佐久間くんがにこにこ話すもんだから、先日助けてくれたお礼にと快諾した
『え、っと、…どうして？』
「あ、Aさん、先いただいてます」ともぐもぐご飯を食べているこの間のイケメンの目黒さんは佐久間くんの隣の席
「ごめんねぇ？目黒、俺の大学の後輩でさぁ。どうしてもAちゃんに会いたいってうるさいから」
『え、あ、はぁ』
戸惑いながらも佐久間くんの向かいの席に着くと「なんで佐久間くんは良くて、俺はダメなんすか？」と真っ直ぐな瞳が斜め前から刺さる
「ほーら、めめ、直球すぎぃ。あのね、俺もここまで喋れるのに6年もかかったんだぞぉ？こんなイケメンとなればさらに苦戦するのは当たり前〜」
佐久間くんはお茶碗とお箸を持ちながら目黒さんに切々と私に変わってトラウマを語ってくれる
私の家の祖父はとても厳しい人で、全てのトラウマはそこから始まっていた
まぁ背の高いシュッとした人だったから、特に今時のイケメンが苦手なのはそれに近いものを感じるからだと思う
追い討ちをかけたのは中学の頃に電車で痴漢に遭ったことだったから、今だに乗ることはできないし、男性と触れ合うことなんてまずできないから、彼氏という未確認生物を身近に感じたこともない
性格も根暗になって、そんなに友達はいなかったし、会社の同期で佐久間くんに話しかけられたときは後退りして壁に頭を打ったほど恐ろしかった
それでも佐久間くんは少しずつ私との距離を根気強く詰めてくれて、私自身も時間と共に大人になり、少しは社会性を身につけられて、男性と距離を保ったり、目を合わせない状態なら話せるまでになった
それでも挙動不審なOLに声をかける男性なんていないから、恋愛や結婚というものは架空の世界だと諦めている
「へぇ、」と一言呟いた目黒さんは「…それなら俺と恋人の練習しません？」と恐ろしいことを言い出した
Day.1
「今日はとりあえずカフェ行きますか」
Day.7
「目、しばらく見れます？」
Day.15
「Aさんなら、こっちの服のほうが似合うな」
Day.27
「お、今日の髪型、頑張った？可愛い」
Day.35
「Aちゃんのご飯、美味すぎるんだけど」
Day.40
「ねぇ、蓮くんって呼んでみて？」
Day.47
「Aの手、あったけーわ」
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kae(プロフ) - あいさん» もうなんとお礼を伝えて良いのかわかりません…あい様のその気持ちで益々やる気が出てきました（ ; ; ）もう、そう言っていただけるだけで十分です！また嬉しいコメントをいただけるように頑張ります（ ; ; ）これからもぜひぶつけてください！笑 (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 03cd483279 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - amanonさん» amanon様…！リクエストありがとうございます（ ; ; ）長編が完結しましたら、ぜひ検討したいとおもいます！願望、教えてくださってとっても嬉しいです。また聞かせてください（ ; ; ） (2021年8月19日 6時) (レス) id: 03cd483279 (このIDを非表示/違反報告)
あい - そして、自分の感情をぶつけ過ぎてごめんなさい。今度こそ！陰ながら応援させていただきます。大好きです！ (2021年8月19日 5時) (レス) id: 84b5793c7c (このIDを非表示/違反報告)
あい - 後者の気持ちは隠しておきたかったけど、私もkaeさんの言葉が本当に嬉しかった…私は自分の小説があるわけではないので貴女に返せる物が無いです。いつも楽しい時間をありがとうございますね！ (2021年8月19日 5時) (レス) id: 84b5793c7c (このIDを非表示/違反報告)
あい - コメント欄に「あまりコメントをいただいた事が無い」とkae様のコメントを見つけました。正直な話、こんな素晴らしい作品を沢山の方に読んでほしい！と思う反面、あぁ人気にならないで寂しい…と思ってもしまいます。完全に私の嫉妬ですね(笑) (2021年8月19日 5時) (レス) id: 84b5793c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2021年8月10日 13時
