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浮き輪でぷかぷか浮いている桃ちゃんとその横に楽しそうにしている康二くんの邪魔はしないようにと、自然に、尚且つ徐々に距離をとって砂浜に上がる
「Aちゃん？」と呼ばれて振り向くと目黒くんが
頭を振って水滴を落としながら、こちらへ歩いてきた
『あ、ごめん、気を遣わせちゃたよね』
「ううん、俺もそろそろ休もうと思ってたから」
彼もまた、私と同じ苦しそうな笑顔だった
ーーーーー
目黒くんとレジャーシートに座りながらお互いの恋心について白状したら、なんだか昔からの友達のように打ち解けられた
「ったく、あいつら、自分への好意に気づかずに誘うなんてなぁ」とかき氷を食べながら海に浮いている二人を見る目黒くんは「俺、実は今日、勝負だと思ってる」とストローをまた氷に刺した
『勝負…って？』
「当たって砕けろで、…告白する。もうこの気持ちのまま応援するなんて無理だからさ。あ、もちろん康二には帰りの電車降りたら宣言するし、そのあと桃と同じ方向だからその時に告る。なるべく空気悪くはしないつもりだからさ」
目黒くんのまっすぐな気持ちに感心して、他人事のようにふむふむと頷いていると「Aちゃんは、いいの？」と聞かれて『私、は…』と口籠る
そんな時「もうおおお〜二人ともかき氷ずるいわぁ！」と康二くんの声が正面から聞こえて、桃ちゃんと浮き輪を持って走ってくる
「別にいいだろ、桃、いくぞ、奢ってやるよ」と目黒くんが桃ちゃんの手を引いて歩いていくと「ちょ、ね、めめ！っとにもお、A〜康二のことよろしくねぇ〜」なんてニコニコ手を振って行ってしまった
当の彼は「もーあの二人ずるいわぁ」と悲しそうに私の横に腰を下ろす
『康二くん…いいの？』
「ん〜俺は…ええねん。それよりさぁ、めめと何話してたん？」
『えーっと、まぁ、世間話を』と持っていたストローをざくざくと氷に突き刺して思案していると、彼の顔が不安そうに歪む
「ふーん、まぁええわ…ほんならさ、Aちゃん、それ一口ちょーだい？」
と、落ち込んでいたはずの彼に笑顔で言われて『う、うん』とカップを差し出す
「えぇ、…あーん、してくれへんの？」
拗ねながら大胆なことを言う彼に思わず照れてしまって『それは…ちょっと』と下を向くと「はは、ごめん、冗談やで」と眉を下げて謝られてしまった
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kae(プロフ) - あいさん» もうなんとお礼を伝えて良いのかわかりません…あい様のその気持ちで益々やる気が出てきました（ ; ; ）もう、そう言っていただけるだけで十分です！また嬉しいコメントをいただけるように頑張ります（ ; ; ）これからもぜひぶつけてください！笑 (2021年8月19日 6時) (
レス) id: 03cd483279 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - amanonさん» amanon様…！リクエストありがとうございます（ ; ; ）長編が完結しましたら、ぜひ検討したいとおもいます！願望、教えてくださってとっても嬉しいです。また聞かせてください（ ; ; ） (2021年8月19日 6時) (レス) id: 03cd483279 (このIDを非表示/違反報告)
あい - そして、自分の感情をぶつけ過ぎてごめんなさい。今度こそ！陰ながら応援させていただきます。大好きです！ (2021年8月19日 5時) (レス) id: 84b5793c7c (このIDを非表示/違反報告)
あい - 後者の気持ちは隠しておきたかったけど、私もkaeさんの言葉が本当に嬉しかった…私は自分の小説があるわけではないので貴女に返せる物が無いです。いつも楽しい時間をありがとうございますね！ (2021年8月19日 5時) (レス) id: 84b5793c7c (このIDを非表示/違反報告)
あい - コメント欄に「あまりコメントをいただいた事が無い」とkae様のコメントを見つけました。正直な話、こんな素晴らしい作品を沢山の方に読んでほしい！と思う反面、あぁ人気にならないで寂しい…と思ってもしまいます。完全に私の嫉妬ですね(笑) (2021年8月19日 5時) (レス) id: 84b5793c7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2021年8月10日 13時
