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イベントが明日と迫った夜は、少し冷たい風が吹く静かな夜だった
「遂に明日だねぇ〜」
『うん！屋敷のみんなも準備をよく手伝ってくれたから、無事に開催できそうで嬉しい。……さっくんも来てくれる？』
「んぅ……俺っちは残念だけど……やっぱり昼間と人混みは苦手なんだよねぇ……」
『そっか…そうだよね』
テラスに並んで空を見上げて立っていたけど、私が寒くないように、佐久間は後ろからぎゅう、と私を包むように抱きしめてくれた
『うふふ、あったかい』
「いひ、これ幸せぇ……」
『もお、くすぐったいよ！』
肩口に顔を埋める佐久間は「ごめーん」なんて笑って。すると、すーっと身体が浮いて横抱きにされると「そろそろ寒くなってきたから、ね？」と部屋の中へ。ベッドにそーっと下ろされて、2人で布団に潜り込む
「ん、ほら」
『うん』
指を絡ませて手を繋いで横になったまま向かい合う。これはいつも佐久間と寝る時にする、儀式みたいなもの。すごく安心できるんだよね
「明日はずっとお空から見てるよー？まぁた変な輩がAにちょっかい出してこねぇか、見張ってねぇといけないし！にひ」
『うふふ。……いつもありがとう』
「ん」
佐久間はとことん私に優しい…そしてそれに甘えている。たまに彼が普通の職業であれば、なんて叶わない想いを持つこともあるけれど、それは我儘でしかないから考えるのをやめた
『……そろそろ寝ないとっん？……さっくん？……あれ？』
少しだけ俯いて目線を上げれば、すぅ、すぅ、という寝息が目の前で瞼を閉じた彼から聞こえて来る。珍しい……いつもは私が先に寝付いてしまうのに
『ふふ、疲れてるんだね………おやすみ、さっくん』
繋いでいる手から指が解けていって、離れた逞しい腕をそっと布団の中に入れ込んであげた。ごそごそと、布団の中で寄り添うと、ちゅ、と彼の頬にキスを落とした
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窓の外はまだ暗い。しかし、ある部屋の光は煌々と揺れていた
「ジェシー、本気？相手に捕まったら……今度こそ命はないかもよ？」
「ここで決着をつけるしかないんだ。これ以上……Aに迷惑は掛けられない。巻き込みたくないんだ……大切な人を」
「わーったよ。……そんなにAお嬢様とやらは魅力的なんだな」
「………会えば分かるよ、北斗も」
「………おう」
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kae(プロフ) - ひよこごはん(赤月 アズ)さん» ひよこごはん様〜！再度のコメントありがとうございます🫶🏻う、嬉しい…力強いメッセージでエネルギー分けていただきました！！のんびりな私を今後ともよろしくお願いします✨ (2022年11月3日 7時) (
レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこごはん(赤月 アズ)(プロフ) - 2章完結おめでとうございます!!!作者様のペースで頑張ってください!完結までついていきます!!!! (2022年11月3日 1時) (レス) @page50 id: 339e8970fe (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - のんさん» のん様、日頃より優しいお言葉をありがとうございます😭ほんっっとうに励みになります……これからもお付き合いいただければ幸いです😭 (2022年11月3日 0時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
のん - お久しぶりです！のんです。2章完結おめでとうございます🎉これからも応援してますのでゆっくりで大丈夫ですので執筆活動頑張ってください😊 (2022年11月2日 23時) (レス) @page50 id: 826efce59b (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - たぬさん» たぬ様、嬉しいコメントありがとうございます！自己満の配役も喜んでいただけて感激です😢お気遣いまでいただいて優しさに甘えます。笑 なかなかの亀更新ですがお付き合いいただけると幸いです♡ (2022年9月30日 20時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年6月15日 23時
