◊*ﾟ86 Green ページ37
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舘さんが帰ったあと、Aは不安そうな顔で俺の部屋に顔を出した。俺が何かにつけて嫉妬をするものだから、その度に彼女は俺の機嫌を伺いに来る。それは彼女の優しさ故の行動で、なんならそれを楽しみにしている自分もいる。だってその時ばかりは俺のことで頭がいっぱいってことでしょ？
『忙しいのに大丈夫？』
「俺にとってAとの時間は何よりも優先だからね。ほら、こっちおいで？」
ソファーに横並びに座っていたけど、肩を引き寄せて。Aの華奢な身体は簡単に俺の腕の中に包まれる。あーもう可愛い。ぎゅううう、と反射的に抱き締めると『い、痛いよ…』なんて小鳥のような声で抵抗されて、俺のことを少し怪訝に見上げる表情が堪らない
「………はぁ、いい匂い。癒される」
『私、ペットじゃないんですけど』
「ふふ、俺飼い主になりたい」
『やだ。亮平はしつけが厳しそうだし』
さすがお嬢様。餌がほしいと分かれば簡単にはあげないだろうな。ちゃんと対価を貰ってから…あ、もちろんキス以上で量や質のランクアップも考えるよ？
「ねぇ、A。俺に言わなきゃいけないこと、ない？」
『え、………？』
肩をびくり、と震わせて、俺の腕の中で不安そうに思案する彼女。困ってる…可愛い
『………私なにも……ん、ふ！』
「…………ん、……嘘はダメだよ」
『ええ……分からない、よ？』
思い当たらないといった表情で、言いかける唇を塞ぐ。少しして離して問い詰めても、うるうるの瞳で俺を見上げたまま。あーこれ押し倒したいくらいやばい
「………じゃあ、ヒント。京本様に何か言ったんじゃない？」
『え？……大我くんに？』
「へぇ。大我くんって呼んでるんだ」
『あ、！………ごめんなさい』
「謝ることないよ？お友達が増えることはいいことだからね。俺が言いたいのはそれじゃないし」
やってしまった、というような表情をした後に、さらに深まる謎に困惑するAの髪を、さわさわと撫でて。腰を改めてぎゅう、と抱きしめて、耳元に唇を添える
『ん、………りょう、へい……近いっ』
「ふは、息がかかっただけでそんなに照れちゃって。もっと凄いことたくさんしてるのに、ね？」
『〜〜っ、』
「へへ。じゃあ、答え教えるね」
『そこで、しゃべるのっ、……だめっ』
「………大我くんに、手、触らせた罰だよ」
ゆっくりと彼女の耳たぶに舌を添わせて、がぶり、と噛み付いた
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kae(プロフ) - ひよこごはん(赤月 アズ)さん» ひよこごはん様〜！再度のコメントありがとうございます🫶🏻う、嬉しい…力強いメッセージでエネルギー分けていただきました！！のんびりな私を今後ともよろしくお願いします✨ (2022年11月3日 7時) (
レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこごはん(赤月 アズ)(プロフ) - 2章完結おめでとうございます!!!作者様のペースで頑張ってください!完結までついていきます!!!! (2022年11月3日 1時) (レス) @page50 id: 339e8970fe (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - のんさん» のん様、日頃より優しいお言葉をありがとうございます😭ほんっっとうに励みになります……これからもお付き合いいただければ幸いです😭 (2022年11月3日 0時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
のん - お久しぶりです！のんです。2章完結おめでとうございます🎉これからも応援してますのでゆっくりで大丈夫ですので執筆活動頑張ってください😊 (2022年11月2日 23時) (レス) @page50 id: 826efce59b (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - たぬさん» たぬ様、嬉しいコメントありがとうございます！自己満の配役も喜んでいただけて感激です😢お気遣いまでいただいて優しさに甘えます。笑 なかなかの亀更新ですがお付き合いいただけると幸いです♡ (2022年9月30日 20時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年6月15日 23時
