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急足で着いた部屋の扉の先には、和やかに談笑する2人の姿があって、慌ててきた私たちはその緩さに驚いて顔を見合わせたほどだ
「…‥.本当にどう謝ればいいか……」
「きょものせいじゃないよ。実際、怪我もかすり傷ひとつ。慎太郎が助けてくれたから」
『京本さん、宮舘先生もこうおっしゃってます。どうか頭を上げてください』
苦しそうにして顔を上げた彼は、隣に座る森本さんに「慎太郎、ありがとう」と小さく礼をした
「いいよいいよ。会ってみたかったんだ、舘さんにさ？運良くきょもの恩人を助けられて仲良くなれたんだ。最高だよ〜それに……まさかAお嬢様にお目にかかれるなんてさ！いやー、夢みたいだわ」
『うふふ、こちらこそ。いつも向井から代々、森本様よりお魚を献上していただいていると伺っていました。やっとお会いできて嬉しいわ。ありがとうございます』
「ええ！ご存じだったんですか？うわー、感激だ……今度康二くんに会う時、お礼言わなきゃ」
そう、彼はこの街の港一帯を仕切る森本家の首長を務めている。海は資源の宝庫でもあるけれど、一方でそれを狙う外敵から攻撃を受けることもある危ない場所でもある。だからこそ彼は武術や戦術のノウハウに長けていて、宮舘を助けてくれたことも頷ける
「でもさぁ、あいつら…確実にきょものこと狙ってたぜ？」
「確かに、俺のことも偶然見つけたという口ぶりだったな。恐らくAがここにいることすら知らなかったみたいだった」
『じゃあ、私と涼太を狙ったわけでは……』
しゅん、とする京本さんは意を決したように口を開いた
「Aお嬢様。今は詳しいことは説明できないんです。ただ、………さっき言いかけたように、どうしてもお伝えしたい事があります。本当は2人きりで……そう思っていましたが、この際舘さんにも、慎太郎にも伝えておきたい」
『………親友、の方についてですね？』
「………はい。……….ジェシー、についてです」
「はぁ！？ジェシー？ジェシーってジェシーか！？」
「うん、慎太郎そうだよ。俺たちの大切な親友」
「だってあいつは随分昔に……」
「ああ。でもそうじゃないんだ。実は今ある組織から狙われて逃げてるけど、元気だよ」
『！？…無事なんですね』
「はい。あの事件の後、会いに来てくれて……ただあれから何度も命を狙われてるらしくて、今日ここには連れて来れなかったんですけど……」
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kae(プロフ) - ひよこごはん(赤月 アズ)さん» ひよこごはん様〜！再度のコメントありがとうございます🫶🏻う、嬉しい…力強いメッセージでエネルギー分けていただきました！！のんびりな私を今後ともよろしくお願いします✨ (2022年11月3日 7時) (
レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこごはん(赤月 アズ)(プロフ) - 2章完結おめでとうございます!!!作者様のペースで頑張ってください!完結までついていきます!!!! (2022年11月3日 1時) (レス) @page50 id: 339e8970fe (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - のんさん» のん様、日頃より優しいお言葉をありがとうございます😭ほんっっとうに励みになります……これからもお付き合いいただければ幸いです😭 (2022年11月3日 0時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
のん - お久しぶりです！のんです。2章完結おめでとうございます🎉これからも応援してますのでゆっくりで大丈夫ですので執筆活動頑張ってください😊 (2022年11月2日 23時) (レス) @page50 id: 826efce59b (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - たぬさん» たぬ様、嬉しいコメントありがとうございます！自己満の配役も喜んでいただけて感激です😢お気遣いまでいただいて優しさに甘えます。笑 なかなかの亀更新ですがお付き合いいただけると幸いです♡ (2022年9月30日 20時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年6月15日 23時
