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その夜、朝方に向けて部屋に現れたのは目黒と渡辺だった
「今夜はしょっぴーと一緒に護衛につくから」
『ええ、よろしくね』
「ったく、厄介な事になったな」
『翔太、忙しいのにごめんね』
「Aが悪い訳じゃねえだろ。…安心しろ、俺も護身術ぐらいは心得てるし」
「ふは、［うわー！］とかいって一目散に逃げないでね？」
「あのなぁ…目黒、俺のこと馬鹿にしすぎ」
「だってしょっぴーが果敢に相手を投げ飛ばすとかイメージないし」
「こう見えて昔はトゲトゲくんだったから。それなりに喧嘩も強かったんだぞ！」
「でた、トゲトゲくんの時代」
『ふふ、心強いわ』
「もーAまで揶揄ってるだろ。まーじで目黒なしで俺1人でも大丈夫だったのに。これじゃAといちゃいちゃできねーし」
「ふは、そんなこと考えてる時点で駄目なんだよ。朝まで長いからね、油断は禁物です」
「わーってるよ」
「Aお嬢様はどうか安心してお休みくださいね」
『ええ、ありがとう。でもあの…』
「ん？どーした？」
「何か気になる事でもございますか？やはりしょっぴーだと心許ないとか…」
「目黒、お前なぁ…」
『ち、違うの！あの、2人とも…そこにいるの？』
彼らは部屋の応接セットのソファーに腰掛けて、ベッドに座る私と会話をしている訳で。私の質問に2人は目を合わせてからその意味を理解したのかすぐにニヤリ、と口角を上げてこちらを向く
「なに。俺らと一緒に寝たいってこと？」
「しょっぴーに同じく…そのように聞こえましたが、」
『……』
こくり、と首を縦に振って彼らの表情を見れば、先ほどの険しい雰囲気とは一転してなんだか嬉しそうだ
「仕方がねぇなぁ。ああ、俺とだよな？まぁ目黒にはしっかり見張ってもらわないといけねーし？やれないとしても抱きしめてちゅーくらいはできる…最高じゃん。ほら早く寝よ」
「いいえ、しょっぴー腕に自信あるんですよね？それならお任せして私がお嬢様のすぐ横で身を盾にしてお守りすべきかと。俺はあくまでも添い寝に徹しますし。まぁ…少しくらいは触らないと守れませんから…」
『あ、あの、……3人で寝ちゃ、だめ？』
「「…………」」
『駄目なら…ひとりで、』
「「駄目じゃない(です)！！」」
こうして私の我儘でふたりに挟まれるようにベッドに入った。「俺が腰に手を回すの！」とか「こっちに顔向けてくださいね」とか争い事は寝付くまでずっと続いたけれど、なんだかそれが楽しくて幸せだった
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kae(プロフ) - ひよこごはん(赤月 アズ)さん» ひよこごはん様〜！再度のコメントありがとうございます🫶🏻う、嬉しい…力強いメッセージでエネルギー分けていただきました！！のんびりな私を今後ともよろしくお願いします✨ (2022年11月3日 7時) (
レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
ひよこごはん(赤月 アズ)(プロフ) - 2章完結おめでとうございます!!!作者様のペースで頑張ってください!完結までついていきます!!!! (2022年11月3日 1時) (レス) @page50 id: 339e8970fe (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - のんさん» のん様、日頃より優しいお言葉をありがとうございます😭ほんっっとうに励みになります……これからもお付き合いいただければ幸いです😭 (2022年11月3日 0時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
のん - お久しぶりです！のんです。2章完結おめでとうございます🎉これからも応援してますのでゆっくりで大丈夫ですので執筆活動頑張ってください😊 (2022年11月2日 23時) (レス) @page50 id: 826efce59b (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - たぬさん» たぬ様、嬉しいコメントありがとうございます！自己満の配役も喜んでいただけて感激です😢お気遣いまでいただいて優しさに甘えます。笑 なかなかの亀更新ですがお付き合いいただけると幸いです♡ (2022年9月30日 20時) (レス) id: 3dfc085b7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年6月15日 23時
