直腸鏡×和にぃ 1 ページ9
智Side
和「さっ・・とにぃ・・・・も・・・むりぃ」
智「ん? 無理?
困ったなぁ。まだ始まってもいないんだけどなぁ。」
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検査をするため、ベッドに横にさせただけで
体を震わせながら限界を告げてくる和。
これからが本番なのに和の体には力が入りまくっていて、
とても指なんか入れられる状態じゃない。
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無理やり指をねじ込むようなことはしたくないしな・・・
なんとかならないかなぁ・・・
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和「い・・・・たい・・・・・・でしょ?」
僕がどうしようかと思っていたとき、和がぼそっと話しはじめた。
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智「ん? 痛い?
痛いのが怖いの?」
和「いたいって・・・・いってた・・・から・・・」
誰かにこの検査が痛かったって聞いてたのかな・・・
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智「そんなことないよ?
痛い道具なんてなんにも使わない。
検査で使うのはね・・・・・ほら、これだけだよ?」
和の目の前に人差し指をだして、ゆらゆらさせてみる。
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和「ほんとに?
・・・・なんにも・・・・入れない?」
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ん?・・・・・直腸鏡のことを言ってるのかな?
たしかに専門の科の診察では使うこともあるけど・・・
検診程度なら指だけで十分でしょ。
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智「うん。指だけね。
ほ〜ら、そんなに緊張しない。」
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そう言いながら、
出していた人差し指で和の頬をツンツンしてみた(笑)
意外と柔らかくて気持ちいいんだよ、和のほっぺ。
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僕にしばらく頬をいじられ続けて、
ようやく笑顔をみせてくれるようになった和。
そろそろ始めようかと思い、手にグローブをはめていると、
和の方から“ふぅ・・・”という音が聞こえてきた。
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智「上手に呼吸できてるね。
ちゃんと力の抜き方わかってるじゃん。
さすが、優秀なお医者さんだなぁ」
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ん?? と思って顔をのぞきこむと、
和が口を開けて一生懸命深呼吸をしてくれていた。
“これくらい俺だってできる…”と、
ちょっと照れた表情をしていた和。
僕はそんな和の頭を後ろからﾎﾟﾝﾎﾟﾝしてやると、
ひと声かけてゆっくり指を挿入していった。
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和「んんっ!! いたっ・・・いったい!!!」
智「力抜いて〜、かず。
ふぅ〜だよ? ふぅ〜・・・」
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指を動かそうとすると和の大きな声が響く。
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こんなに痛がるのは、ちょっとなぁ・・・
和にはやらないって言っちゃったけど、
中、のぞいてみるか・・・
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革ベルト
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月24日 1時
