病院脱走!! 1 (和) *リク ページ34
翔Side
翔「かず〜、大丈夫か〜」
和「大丈夫・・・ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ・・・・ｯﾊｧ・・・」
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翔「俺の聞き方が悪かった。
辛いところどこか教えて?」
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大丈夫? なんて聞いたら、
大丈夫って返してくるに決まってるよな。
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翔「ほら、黙ってたってしょうがないだろ?
体がだるいとか、頭が痛いとか。
ちゃんと言ってごらん。」
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和「だるい・・・・・いたい・・・・」
だからどこが(笑)
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なかなか本当のこと言ってくれないからなぁ〜
困っちゃうよ。
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翔「そうか。だるいんじゃあ熱があるのかもしれないな。
あとでちゃんと測ろうね。
で、痛いのはどこ? 頭痛い?」
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和「・・・・・・・・・・ｺｸﾝ。」
翔「ん。
じゃあ喉は?」
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和「・・・・・・・・・・痛い。」
翔「それだけ咳が出てたらなぁ。
お腹はどう?」
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和「・・・・・・・・・・大丈夫。」
翔「ホントだな?(笑)
他に痛いところはない? 大丈夫?」
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和「うん・・・・・大丈夫。」
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こうして尋問のような問診が終わり、
熱を測る前に軽く確認しておこうと、和の首に手を伸ばした。
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和「んんっ・・・・・・・・」
翔「何にもしないよ(笑)
ちょっと熱あるか確認しようと思っただけ。」
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まったく、怖がりすぎだって。
でもこういう反応をするってことは、熱が高いってことなのかもな・・・
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翔「じゃあおでこ触らせて?
手、乗っけるぞ〜?」
急にやると拒絶されるから、
今度は予告してからおでこに手を触れてみた。
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思った通り、てのひらに異常な熱が伝わってくる。
こりゃ38℃は確実に超えてるな・・・・
.
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ぐずりだす前に早く診ちゃおうか。
今はまだ受け答えもしっかりしてるから、
ちょっと優しめにやってやれば泣かせずに済むだろ。
ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年8月24日 1時
