花粉症 1 *リク ページ1
雅紀Side
「っ・・・っくしゅん!!・・・ｽﾞｩｰ・・・っはぁ」
雅「A、つらそうだね・・・
ほらお鼻かんであげるから、こっちおいで?」
.
最近になってAがよくくしゃみをするようになった。
鼻水もだらだらだし、これはもしかして俺と同じやつかな・・・
.
雅「はい、チーンして?」
「チーン!!・・・・・・ふぅ・・・」
雅「スッキリした?」
「うんっ。
・・・・・んっ・・・ん〜」
.
Aが急に激しく目を擦りだした。
目もかゆいんじゃあ、やっぱ花粉症かな。
.
雅「あぁ、ダメだよA。
おめめゴシゴシしちゃだ〜め。」
「んぅ〜・・・かゆいんもん・・・・・」
雅「A、ちょっとおめめ診せてごらん?」
「んっ!! やだぁーー!!」
雅「待って、A。逃げないで。
別にもしもししようって言ってるわけじゃないの。
おにぃ歯医者さんだからもしもしできないしさ。
ちょっとおめめ赤くないかなぁ〜って診るだけだよ?」
「・・・・いたいのヤだよ?」
雅「痛くないから大丈夫。
あっかんべーしていい?」
「・・・・・・・・うん。」
雅「よしっ。
どれどれ・・・あぁ〜・・・こりゃかゆそうだね〜」
.
Aの目は充血していて、
見ているだけでこっちまで痒くなってくるほどだった。
.
今日は花粉の量多いって言ってたしな・・・
俺は花粉飛ぶ前から予防で薬飲んでたから症状抑えられてるけどさ。
.
さすがに診断もなしに俺の薬使うわけにもいかないし・・・
こりゃ病院連れてかなきゃかな。
.
.
俺はAにDVDを見せているうちに、智にぃに電話をすることにした。
.
智にぃは花粉症じゃ耳鼻科の方がいいかもしれないけど、
一応内科に連れてきてって。
.
実は今日、和が学会で地方に行っちゃってていないんだよね。
だから特別に智にぃの内科で診察してくれるみたい。
.
雅「A〜、今から智にぃに会いに行こうか。」
「・・・・・・・・・・・ふぇ・・・
びょーいんやぁ〜」
.
マジで・・・・もう泣いちゃった。
こりゃ大変だな・・・
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革ベルト
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作者名：ちさ
| 作成日時：2012年4月29日 1時
