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１＊ 雨の予感 ページ1
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雨の日が嫌いだった私。
でも、今私の手を握る隣のこの人が、わたしを変えた。
「Aちゃん、今度の日曜日デートしよっか。」
「デート…ですか？」
「うん。何したい？ドライブ？映画？お散歩？」
「ふふっ…、お散歩って(笑)じゃあ、私お弁当作るのでピクニックしましょ？」
「わ！Aちゃんの手料理！！やったね！！じゃあ、決まり！！」
眩しい程の笑顔で笑う、この人。
ー 二宮和也。
私が勤務する総務部の先輩社員で、社内でトップ３に入るほどのイケメン。
…そんな彼と付き合うことになったのは、ちょうど１ヶ月前のこと。
自分に自信がなかった私を変えてくれた人。
素敵な言葉をたくさん教えてくれた人。
雨の魅力を教えてくれた人。
その心の中で、今は亡き大切な人を想い続けている人。
私のことを、好きだと言ってくれた人。
…私の、大好きな人。
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作者名：aim | 作成日時：2017年5月30日 8時
