緑でええやんか！《大倉》part２

〜９１〜 ページ41

〜忠義side〜

Aから全く連絡が無くて心配してたら、
やっと電話が掛かってきた。

忠「もしもし、A？」

A『大倉くーん？』

忠「え、美優？どないしたん？」

甘い。

声が甘い。

俺の事大倉くんって呼んでるし、
どないしたんやろ。

もしかして…。

忠「A、酔ってるん？」

A『大倉くーん…』

『ちょ、Aちゃん？
俺大倉って名前じゃないよ？』

忠「…誰？」

A『バイト先の人〜…』

『ちょ、あの、抱き着かれると…』

忠「抱き着いてるん!?」

A『ん〜…大倉くん…』

忠「や、ちゃう!!
その人大倉ちゃうよ!!
大倉は俺やで!?」



A『…迎えに来て』

忠「へ？」

A『迎えに来て!!』

忠「か、畏まりました!!」

俺は電話を切って家を飛び出した。




でも、



どこやねん!!



ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

A『何〜…？』

忠「A、今どこ？」

A『櫻井さーん、ここ、どこですかあ？』

『居酒屋 エイト』

A『です♪』

忠「はい♪

…あ、いや、すぐ行きます!!」

電話を切って、
俺は走って『居酒屋 エイト』に向かった。

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