緑でええやんか！《大倉》

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〜忠義side〜

俺は大倉忠義。

現役高校生で、絶賛片想い中。

ｶﾞﾗｯ

「おはよう」

その片想いの相手が今教室に入ってきた成瀬Aちゃん。

超可愛ええやろ？

ごっつ綺麗な顔してるやろ？

忠「お、おはよう」

A「おはよう、大倉くん」

「Aー」

A「んー？」

成瀬さんは友達に呼ばれて行ってもうた。

板野結香いうて、幼馴染みなんやて。

板野もいわゆる美人。




俺な、成瀬さんとあんまり話した事無いねん。

毎朝挨拶を交わす程度。

幼馴染み言うんは板野から聞いてん。

「ヘタレやなあ」

忠「うわっ、村上くん…」

信「うわって何やねん!!失礼やな!!」

ﾊﾞｼｯ

俺の友達の村上信五はいっつもバシバシ突っ込んでくる。

痛いねんけど。

信「話し掛けりゃええやんか」

忠「無理や!!恥ずかしい///」

信「ヘタレ」

忠「ヘタレちゃうし」

「はよー」

忠「あ、横山くんおはよー」

あ、成瀬さんがこっち見てる。

成瀬さんよう俺らの事見てんねん。

もしかして俺の事好きなんちゃう？

そやったらええのになあ。

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