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番外編6 ページ29

そんな時、珍しく電話がかかってきた。

相手は舘さん。

とりあえず切る。

でも、何回もかかってきて、切っても切ってもかかってくるからついに折れて電話に出た。





阿部「…もしもし」

宮舘「宮舘だけど。阿部、お前自分がどれだけの人に迷惑かけてんのか分かってるの?」

阿部「…意味分かんない。用件は何?俺しないといけないことがあるから…」

宮舘「はぁ…お前さ、なんでAちゃんに連絡しないの」





なんで舘さんが知ってるんだ?

佐久間が教えたのか?

あんな可愛い子が他の人に知られてしまうのはなんだか癪だが仕方がない。





阿部「関係ない」

宮舘「あの子、阿部が見つからないからってわざわざ謝罪してきたんだぞ?俺らに」

阿部「は?」

宮舘「お前が見つからないのは自分のせいだって責めてんの、あの子」

阿部「なんで…」

宮舘「お前が悪いんだろうが!」





舘さんが怒鳴った。

いつも貴族キャラで、めったに怒らない舘さんが。

俺が大学受験のために休んだ時以来だな。





宮舘「お前はなんで好きな女の子も守れないんだよ!」

阿部「え」

宮舘「好きなんだろ!?なんでその大切な子一人守れないんだよ。そんなんじゃファンだって守れねえ!」

阿部「…」

宮舘「お前頭いいんだろうが!それくらい考えろ!」





それだけ言って舘さんは電話を切った。

このままじゃ、俺はダメなんだ。





やっと気付いた。

ありがとな、舘さん。

あと、心配とか迷惑とかかけてごめん。





俺は、大きめのバッグに自分の荷物…必要最低限のものを詰めて家を出た。

向かうはもちろん。





阿部「ついた…」





大好きなあの場所。

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雪の王子様 - 青紫さん» あーちゃーん!ありがとう!も〜毎回来てくれるの嬉しい!しっぽはまあ、ねw更新頑張ります^^ (2020年11月14日 17時) (レス) id: b5fea1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
青紫 - 雪ちゃん、見に来たよ!何かしっぽってのが気になるなぁw何か今回のお話すごい好きかも!これからどうなるか楽しみだなぁ。更新頑張ってね! (2020年11月14日 16時) (レス) id: 809193e6e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪の王子様 | 作成日時:2020年11月10日 17時

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