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私の意見は聞かれず
グイグイと腕を引かれやって来たのは
零士君の執務室。
[A]
未提出の書類でもあった？
[雨宮]
ないですよ
取り敢えずAさんは寝てください
そのままソファに投げ飛ばされる。
なんとか受け身を取ったから良かったものの
少々手荒すぎやしませんか？
[雨宮]
いくらあなたが最強でも人間なんです
四徹もすれば倒れます
そう言って先ほどとは違い
優しく丁寧にブランケットをかけてくる。
[雨宮]
ここには誰も来ないので安心して寝てください
[A]
1番安心できない人がいるけど？
[雨宮]
ｼﾞﾄｰｰｰ
[A]
嘘嘘､ありがとう
じゃあ 会議の30分前には起こして
[雨宮]
分かりました
おやすみなさい､と
零士君の言葉を最後に意識が途切れた。
.
.
.
.
.
＿＿＿＿さん､ぉk……さい！
[A]
ん……
誰かに揺さぶられる感覚に意識が浮上する。
眩しい光に目を鳴らすように
何度か瞬きをしながら目を開ければ
目の前には零士君の顔のドアップが……
[雨宮]
あ､起きました？
[A]
零士君
[雨宮]
はい
[A]
……近い､邪魔
[雨宮]
この顔を見てそんなこと言うの遥香さんだけですよ
なんてブーブー言ってる彼は自意識過剰……
と言いたいところだが
まぁ確かに容姿は整っている。
しかし､残念ながらタイプじゃない。
どちらかと言うと私は性格を重視する方だ
顔面は二の次。
[雨宮]
あと10分で会議です
[A]
……30分前に起こしてって言ったよね？
[雨宮]
いや〜､つい
無駄にムカつく表情に一発拳を…と思うが
今回はそれなりに感謝しているため大人しく煽られる。
[A]
クリスの解析データは整ってるの？
[雨宮]
はい､解析の最終結果も出てます
一番隊 二番隊に依頼していた任務も既に完遂済みです
[A]
そう､詰みね
そう言った彼女の目や声色からは
何も感じ取ることができなかった。
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抹茶(プロフ) - 奇花琉さん» ありがとうございます！楽しく読める作品になるよう頑張ります！！ (4月21日 17時) (
レス) id: b9fce0bcd1 (このIDを非表示/違反報告)
奇花琉 - めっちゃ面白いです！頑張ってください！応援します！ (4月19日 23時) (レス) id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶ちゃ | 作成日時：2024年4月16日 0時
