shining star3 (ページ46)

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６月にはどうやらジェシー君、樹君、北斗君の誕生日が続けてくるらしい。

みんなで合同誕生日会しようってカラオケに集まることになった。

「ジェシーはどうせ当日は彼女に祝って貰ったんだろ？」
「あったりまえよ。DHAHAHAHA。」
「樹は女の子達と過ごすの？」
「まだ決めてない。Aちゃん、１５日、暇？」
「何で私？」
「彼ピッピいないでしょ？俺と付き合っちゃう？」

なんてニヤニヤ。

「ちょっと樹君は…。」
「ねぇ、ガチのトーンで言わないで。」

そのやり取りでみんなは笑ってるのに大我と北斗君の馬が合わないコンビはイラッとしてるのか樹君を睨んでる。

「じゃあ、HAPPYBIRTHDAY歌おうぜ。」

なんて慎太郎君がマイクを独占して歌い上げている。
歌いたくない私は、とりあえずマラカスを持って振る係を率先した。

「Aは歌わないの？」
「え？北斗君こそ歌えば？」
「俺はいいよ。こういう時歌うのは大抵、ジェシーって決まってんの。」
「ジェシー君、歌上手いもんね。」
「Aちゃん。俺だけじゃないよ。実は大我も上手いんだよ。」

なんて意外な情報。
でも、歌の上手いジェシー君が言うのだから間違い無いのだろう。

それならばと思ってマイクを持って立ち上がり大我に渡す。

「何？」
「ねぇ。歌って。」
「やだよ。」
「１回だけでいいから。お願い。」

そう言えば高地君が

「大我の好きな曲入れといたから。」

なんて。
やっぱり大我に勝てるのは咲と高地君ぐらいのようだ。