shining star3 (ページ38)

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出来ればグルグルしたら気持ちを忘れたくてそのまま寝てしまいたかったが、テスト前なのでそうもいかず。

学生の本分は勉強。

と自分に言い聞かせて、勉強に集中しようとしたところでスマホがなる。

相手は北斗君からで

いきなりごめんね。
でも、俺の気持ち分かって欲しいから。
本気だよ。

じゃあまた月曜日。

そんなメッセージが来たらまた頭が混乱してきた。

いけない。いけない。
勉強しなくちゃ。

今度はスマホの電源を切って机に向かう。
そのまま、月曜日の朝まで電源を切ってた事に気付かなかった私は週明け、いつもの待ち合わせで

「なんで教えてくれなかったの？酷いよー。」
「ごめん。電源切ってて。」

なんて会話を咲とすることになった。

北斗君は目を合わせると、微笑んでるし私だけが意識しちゃってるみたいでちょっと気まずい。

教室に行けば、樹君が

きょもが元気ならそれでいい。
もうテストなんかどうでもいい。

とか言ってる。
そうだ…今はテストに集中。

日本でのテストという物が初めてで、ドキドキしたけどなんて事はない。
日が経つに連れ、テストの形式にも慣れてきた。
問題は、日本史。
中学時代に日本史を勉強してないせいかブランクがありすぎてよく分からない。
もう最悪、日本史なら赤点でもいいかなんて諦めてた自分も正直いる。

テスト期間が過ぎれば、本格的に合唱コンクールの練習期間。
本番が来週なんだから当たり前なんだけど。