shining star3 (ページ37)

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屋上に付けば、そこには星空が広がっていて思わず

「うわぁー綺麗。」

なんて言葉が出た。

「本当に星が好きなんだね。」
「うん。ほら、あそこ光ってる。」
「どれ？」

なんて少し自分で車椅子を操作して前に進める翔太。

「良く、分かんねぇな。」
「ほら、あそこだよ！！」

翔太の目線に合わせて屈んで教える。

「どこだよ？」
「なんで分かんないの？」

もう少し翔太の顔に近づくと、いきなり翔太がキスをしてきたんだ。

「油断し過ぎ。顔赤いし。」

キスってもっとムードがあるところでするんじゃないの？

「…。」
「何？怒ってんの？」
「違う。」
「じゃあ何？」
「もっと、雰囲気のある中ですると思ってた。」
「何だよそれ。」

なんて言いながら、いつもの笑い方で笑う翔太。
それすらも、久しぶりに聞いた。

「だって、いきなりだったんだもん。あほ面してた…絶対。」
「じゃあもう１回する？」

なんて屈んだ状態の私にもう１度顔を近づけてくる翔太。
私も、そのまま目をつぶって翔太のキスを受け入れたんだ。

今度は翔太も顔が赤くなってて、２人で

赤いね。

なんてお互いに笑いあったんだ。