shining star3 (ページ22)

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大我のプランは本当に子どもみたいで、ジェットコースター３種類全てに付き合わされてこっちはもう、ヘトヘト。
その後も、お昼ご飯は抜きでコーヒーカップや空飛ぶ絨毯なんかに乗せられて体力の限界。
それでも大我は自分のプラン通りに進めようとしてる。

「この後はお化け屋敷だから。」
「は？」
「お、ば、け、や、し、き。」
「嫌だよ。私外で待ってるから。」
「あ、幽霊とか信じちゃうタイプ？」
「信じてませーん。」
「じゃあ、入るってことだな。」

丸く収められて、お化け屋敷に入ることに…。

「ねぇ、やなんだけど。暗いんだけど…。」
「お化け屋敷が明るかったら意味ねぇだろ。」
「大我、先歩いてよ。」
「それじゃあ、面白くないじゃん。」
「うわぁぁぁ。」

私が驚く度に面白がる大我。
本当に子どもっぽい。
北斗君と出かけた時があまりにも落ち着いていたから余計にそう思えた。

「うわぁぁぁ。だって。」

お化け屋敷を出た後も人の驚き方で笑ってる大我。

「もう。うるさい。」
「じゃ、ソフトクリームでも食べるか。」

謝る気なんてサラサラなくて、やっぱり大我のプラン通りの行動。

席座ってな。

なんて珍しいと思って、座って待ってると見たことあるような２人組。
その２人が更に近づいてきてやっと分かった。

「何してるの？ここで。」

って北斗君。
その隣には吉川さんがいた。

「え？」

すると、私の後ろからソフトクリームを２つ持って現れた大我を見て

「邪魔しちゃ悪いんじゃない？」

って微笑む吉川さん。
あ、やっぱり美人。
なんて呑気に思ってたらその後は最悪だった。