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夏休みが終わる3日くらい前の日






近くの神社で小さな祭りが開催されてた






昨日から2日通しでしてて初日に
舞とシゲ3人で行って今日は特にすることもなく
家でゴロゴロしてたらインターフォンがなった









「はーい」









扉を開けて顔をあげたら









「え」








浴衣姿の夏菜子さんが立ってた







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夏菜子「いきなりごめんな?」








「あ、いえ!」









夏菜子「髪、お願いしたくて...」









浴衣きて、髪セットしてなんて
完全デートやん、うまく行ってるんやん






そう思いながら夏菜子さんの髪を触ろうとすると
望にキスされた事を思い出して一瞬手を引いた









夏菜子「Aちゃん?」









「へ、あ、すいません!デートですか??」









自分で地雷踏むような事を聞く






どうせ分かってる事






そうって幸せそうに答える夏菜子を見て
勝手に傷つく









夏菜子「そうやねん」






ほらズキって、








「じゃあ、とびきり可愛くしないと...」









嫌やって思っても私はその感情を必死に殺す









夏菜子「.....」









髪をといて、アイロンもセットして
預かった髪飾りとかも用意した時夏菜子さんと
鏡越しに目が合ってニコッて笑ったら







夏菜子「うそ」









そう呟いて私の方に振り返る









「え?」









夏菜子「デートとかうそ。」









真顔でそう言ってる夏菜子さんはまるで
感情がない今までと全く別人のよう









夏菜子「Aちゃん、なんでそんないい子なん」









眉間にシワを寄せて私をみる夏菜子さんの
目には涙が浮かんでて








私はただ立ち尽くすことしか出来やんかった









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作者名:まるぴよ。 | 作成日時:2017年3月3日 13時

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