おさななじみ ( 桃 ) (ページ14)

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藤「Aちゃん？大丈夫？」

あれから数日後

流星くんに誘ってもらってお家にお邪魔した

望とはあれから一切会ってない

でもその中途半端さがまた私の頭を埋め尽くす

藤「Aちゃん？なあ」

「んあ、ごめん！で、なんやっけ？」

今は流星くんがおるねん、望なんか、
考えたらあかん

「流星くん、私、流星くんが好きやで」

彼は心配そうな顔をニヤッとさせた

藤「何それ、可愛すぎありがとう」

そう言った流星くんは私との距離を無くしてきて
キスをした

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「流星くん、ごめん、もっと、してほしい」

私はほんまに最低や

流星くんに消してもらおうとかして

望が好きやったくせに流星くんに頼って
忘れようとして、

角度を変えて再び塞がれた唇、

でも...

藤「....Aちゃん？」

「...っ..ふっ....」

流星くんにキスされるほど望が出てきて、
苦しくて、申し訳なくて、自分が最低過ぎて、

藤「Aちゃん、泣かんといて？」

やっぱり涙が止まらんかった

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