検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:27,206 hit

13 ページ13

.









「どんなんがえーの?」









家に入らせて椅子に座らせる









小「俺の格好良さを最大限に出せる髪型」









「なんなんそれ笑」









寝起きやからふてこいだけかって
思ってた私は、ドキドキしながらも望の髪を触る









「意外と髪質硬いんやね」









小「クセっぽいからな」









昔から一緒にいたけどこんなに望の髪を触った
ことなんてなかった。









手にワックスを付けて、アイロンとスプレーを
使いながら望の髪を仕上げていく









「眠いん?」









ウトウトし始める望はまるで小学生









小「.....ん..」








「え?なに...」









望がなんか言うたなって思ったらお腹らへんに
温かみを感じた









「の、望?なんしてんの..?」









望が私のお腹に顔を埋めながら抱きついてきた









小「A、ごめん....」









”ごめん”






そう謝ってきたのはきっと私の唇に
望が唇を重ねてきたから









「え、えぇ....」









小「ほんま、ごめん、髪ありがとう、じゃあ...」









そのまま出て行った望を見ながら私は
その場に座り込んだ









「なんっで......」









なんでか分からんけど涙が止まることはなかった









.

14→←12



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
111人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まるぴよ。 | 作成日時:2017年3月3日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。