Magic of loveﾟ+ [短編集]

子供じゃない！*霊幻新隆 [桜様ﾘｸ] ページ3

*



｢……私、もう子供じゃないです。｣


霊｢あー……A？
一旦落ち着け……？！｣



ソファの上に寝転がる……
寝転がされている俺の上に


馬乗りになるA。



どうしてこうなったのか。
それは数十分前に遡る______。



_________

______

___





｢霊幻さん！こんにちは！｣

霊｢おー、A。
学校お疲れさん。


……うお？！｣





相談所のドアを開けた途端
いきなり俺に飛び込んでくるA。


あ、いい匂いする。


俺はAに微笑みかけながら
そっと額にキスをした。


すると嬉しそうに目を細めた。
……かわいい。






Aは
俺の相談所にアルバイト来ている高校生。
そして、俺の彼女でもある。



最近、年の差を気にしてるらしい。
あと、子供扱いされてること。



いや、お前子供だろ。




｢あれ、モブくんは？｣

霊｢今日はいない｣

｢ふたりっきりですね！｣






えへへ、と可愛く笑うA。




あー……そういうことされると
食いたくなっちゃうんだよなー。



……いろんな意味で。



そう思いながら
がしがしと頭を搔いた。

と、その時。


足に少しの重みを感じる。
……こいつ膝に乗ってきたな。




｢こういう時ぐらい
甘えさせてください！｣

霊｢しゃーねーなー……｣

｢ねねね、霊幻さん｣





�爐舛紂爾靴討�ださい！��



俺の唇をなぞって
ニコニコと笑うA。


また、額にキスをしてやると
今度は不満そうな顔をした。



そして油断していた俺は


ﾄﾝｯ……

肩を押され
普通にソファに倒れ込んでしまった。


その上に乗るA。




______そして、今の状況に至る。




｢どーしてもっと
大人ななことしてくれ無いんですか？｣


霊｢だってお前まだ子供だろ？｣


｢もう子供じゃないです……！
もっと霊幻さんと……わっ？！｣





子供だなんて嘘だ。
20歳までは手は出さないって決めてるから。



……ここは少し大人の本気を見せてやるか。



俺はさっきの俺同様、
油断していたをAの手を引っ張り


一気に立場を変えて、形勢逆転した。




｢ぇ……｣

霊｢ホントにして欲しいのか？
……優しくするつもりはないぜ？｣



制服のボタンを乱暴に外し
首筋に痕を付けると




真っ赤になって怯え始めた。



霊｢な？言ったろ？
…お前はまだまだ子供なんだよ。｣




______そう言って、また額ににキスをした。



*

密室､嫉妬。*霊幻新隆 [如月様ﾘｸ]→←お見通し。* ジェノス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す