検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:4,719 hit

空舞うよだかと醜い自分/ルウ・ネルティック ページ19

とある少年がコンビニから出てきてからだ。

上を向いて、救いを求める様にパクパクと口を開ける。

快晴のはずだった空はどんどん濁り、雨が降ってくる。

雨に打たれて、周囲から人が居なくなった頃だった。

「……今日も受からなかったなぁ」
色々なバイトを移動していても、病弱なお母さんを病院まで連れて行けるお金がない。

前なんか……いや、考えたくもない。
頭の中裏にはいつもニヤニヤと笑う名前も知らぬおじさんの顔がこびりついて消えない。

頭をブンブンと振り家まで駆ける。

傘を買うお金もないからびしょ濡れのままで。

何かを掴みたい筈の手は虚しく空気を掴む。

雨はいっそうと強くなっていった。

次ページ→←前ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:IDOLinGrandCross , グラクロ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

流離いのsecret(プロフ) - kohaku様>>執筆お疲れ様です〜!素敵なお話の三本立て!しかも最後にうちの子〜〜!!!最高ですありがとうございます! (2021年6月30日 22時) (レス) id: af1699faf6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:流離いのsecret x他3人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年6月30日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。