【リボーン】漆黒の姫君～Ⅶ～ (ページ21)

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標的２０３・もう１人ページ21

貴方)「京子ちゃんのことはあたしたちが全力で守るから、安心してね！」

京子)「Aちゃんがそう言ってくれると頼もしいな！」

あたしたちは京子ちゃんのその笑顔が癒しです←

いくらお兄さんが守護者っていっても、妹の京子ちゃんは一般人。

絶対に守ってみせる。命に変えても――――ね。

京子)「ところで・・その『Rovina』の１人はリアちゃんのいとこの人なんだよね？
もう１人は誰なのかな？」

貴方)「そう・・・そこなんだよ。もう１人は一体誰なのか――――・・・。」

本当に・・・誰なんだろう？

確か、リボーンがもう１人は男だ、とかなんとか言ってた気がする。

そいつが、梨々奈を『Rovina』に誘い入れたのか・・？だとしたら、梨々奈よりも手ごわいはず。

慎重にいきたいところだけど、「男」とそいつは「Il diavolo silenzioso(イル・ディアーヴォロ・スィレンツィオーゾ)」、
――――『沈黙の悪魔』と呼ばれているってことしかこちらに情報はない。

『沈黙の悪魔』――――――・・・貴方は一体誰なの？

「・・ん？・・・ちゃん？」

貴方)「・・・・・」

「・・ちゃん・・・Aちゃんっ！！」

貴方)「(ビクッ)ご、ごめん！ちょっと考え事してた！！」

京子)「『Rovina』のもう１人の人についてでしょ？それで・・誰か分かった？」

貴方)「いや・・・そいつについて分かってる情報が奴は男なのと、
『沈黙の悪魔』って呼ばれてるのだけなんだ。」

京子)「『沈黙の悪魔』・・・？」

貴方)「あー、確か『背後に音もなく忍び寄り、声を上げる間もなく殺す』が由来らしいよー。」

って、リボーンが言ってたはず←

京子)「なんか・・・怖いね。」

貴方)「そう？」

京子)「だって、『音もなく忍び寄り、声を上げる間もなく～』ってことは気づかないってことでしょ？
自分が気づかないうちにって・・・。」

貴方)「あぁ、そういうこと。大丈夫だよ、少なくともあたしたちはね。
あたしたちはみんな、実践経験豊富だし。そんな簡単に死にはしないからね！」

京子)「・・うん！」

とは言ったものの、やっぱり油断はできないよなぁ・・・

いや、もちろん負ける気はないんだけどね？でも情報が少なすぎて、ちょっとヤバイかもしれない。

でも負ける気は絶対に、ない。