理性 ページ41
あなた side
ほぼ無意識に私は、グレイの方へ
走り出し、彼の背中に抱きついた。
「なっ///!?」
ギュッと腕に力を込める。
ここまで来たら羞恥心もない。
『確かに、今日迷惑ばっかかけたけど
避けないでよ…グレイ…。』
グレイは黙り込んだかと思えば、
頭をかきながら口を開いた。
「悪ぃ。そうじゃなくて…
あまりにも水着が…その、か、可愛くてっ!!」
『へ…』
思わぬ言葉に声を漏らす。
それと同時に、ドキドキと心臓が鳴った。
「だから、あんまり近くにいると
我慢できねぇんだよっ。」
『何の我慢…？』
私は、グレイを抱きしめていた
腕を解きながら問いかける。
すると、グレイの体がピクリ、と動いた気がした。
『グレイ…？』
ふいに、彼は、私の腕を掴むと
何も言わずに歩いていってしまう。
その行動に戸惑っていると…
人から死角になるような建物の影に連れ込まれた。
『どーしたの…ってちょ、！』
「もう限界。」
私は、壁際に追い込まれて、俗に言う壁ドンをされる。
それだけの行為で、私の顔は熱を帯びた。
『っん!!?///』
すると…何度も深く口づけされていく。
思わず甘い声が出る私。
『…っあ、ふ…ぁ、んん…//』
そして、グレイの腕が壁から離れ
私の水着へと手がかかった。
『っんぁ、…ぐれっ!!』
そう言ったのと同時に口を離し、
私を優しく抱きしめるグレイ。
「我慢できねぇって、こうゆうこと。
Aの水着姿見てっとムラムラしてくんの。」
『なっ…う、//』
耳元でそう囁かれて、
私の頭はオーバーヒート寸前だ。
「今だって胸当たってて
理性保つのに精一杯なんだよ。」
『っ!!//』
その言葉を聞き、反射的に体を離そうとするが
力の差でただの抵抗に終わってしまう。
「だから、一定距離保ってたんだよ。
っけど、Aが抱きついてくるから…」
『それは…グレイが素っ気ないから。』
すると、頭を優しくなでられた。
「こんな風にされたくなかったら、
水着姿で抱きついたりすんじゃねぇぞ？」
呆れたようにそう言うと
抱きしめていた腕を離してくれるグレイ。
でも…私…
『─────もん。』
「ん？」
『ぐ、グレイだったら嫌じゃないもんっ！』
*
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きのこ - 更新してけろー！ずーっとまってるのよー (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 3bedfabe5a (このIDを非表示/違反報告)
ララ*boa(プロフ) - んんっ!!!この小説本当に大好きなので今からでも続編書いてくださると幸いです!!!!!!! (2018年3月8日 11時) (レス) id: d70a4c1774 (このIDを非表示/違反報告)
雪路 - この小説大好きです！更新楽しみに待ってます。頑張ってください！！！ (2017年4月5日 15時) (レス) id: 0aba210afa (このIDを非表示/違反報告)
みう - グレイ大好きなのですごい読んでて楽しいです(*^^*)更新待ってます (2017年1月25日 20時) (レス) id: 558898fd67 (このIDを非表示/違反報告)
なむなみ - すごく面白いです！私、グレイが大好きなのでたまらない作品です！ (2016年1月30日 23時) (レス) id: 68fa4e67bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2014年2月20日 17時
