約束 ページ23
あなた side
『……ん。』
眩しさに薄ら目を開けると、
見覚えのない天井が見えた。
…グレイの家に似てる。
ふいに寝返りをうつと、
床に座り、頭をベッドに預けて
寝ているグレイの姿が目に映った。
まさか、本当にグレイの家!!?
叫び出しそうになる衝動を抑えて
深呼吸をし、冷静さを取り戻す。
『私が、ベッド…取っちゃったんだ…。』
そう呟くと、グレイの頭を撫でた。
…確かギルド間抗争が終わって、
ガジルにメカタリーナの事聞いて。
……………あれ。
もしかして、話し途中に寝ちゃったのか…。
私はため息をつくと、
目の前の彼に視線を落とす。
そして、グレイの髪を指に通して呟いた。
『こうやって見ると、かっこいいんだよな…。』
認めたくないけどイケメンだ。
服さえ脱がなきゃモテると思うのに…(苦笑)
そんな事を考えて、グレイの頭から
手を話そうとすると…
『っ!!? 』
突如、グレイに腕を掴まれた。
そして、顔が近づいてくる。
「ふーん、俺の事かっこいいって思ってたんだ？」
そう言ってにやり、と怪しげに微笑んだ彼。
私は、しどろもどろになって答える。
『い、いいつから起きてたのｯ？///』
「"グレイのベッドとっちゃったんだ…。"ってとこ？」
『最初じゃん!!』
グレイが起きていたという事実と
あまりにも近い距離に、頭がついていけない。
顔はどんどん熱くなっていった。
すると、突然…
ベッドに上がってきたグレイに馬乗りされる。
『ちょ…っ!!!』
この状況にうろたえていると、
わずか数センチの距離にいるグレイが呟いた。
「お前、約束破ったろ？」
約束なんて、いつ…
─────「じゃ、ぜってえ"眠らない"って約束できるか？」
『あ。』
ナツの所へ行きたいって言った時約束したっけ。
えと…グレイが怒ってるように
見えるのは気のせいですよね、？
*
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きのこ - 更新してけろー！ずーっとまってるのよー (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 3bedfabe5a (このIDを非表示/違反報告)
ララ*boa(プロフ) - んんっ!!!この小説本当に大好きなので今からでも続編書いてくださると幸いです!!!!!!! (2018年3月8日 11時) (レス) id: d70a4c1774 (このIDを非表示/違反報告)
雪路 - この小説大好きです！更新楽しみに待ってます。頑張ってください！！！ (2017年4月5日 15時) (レス) id: 0aba210afa (このIDを非表示/違反報告)
みう - グレイ大好きなのですごい読んでて楽しいです(*^^*)更新待ってます (2017年1月25日 20時) (レス) id: 558898fd67 (このIDを非表示/違反報告)
なむなみ - すごく面白いです！私、グレイが大好きなのでたまらない作品です！ (2016年1月30日 23時) (レス) id: 68fa4e67bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2014年2月20日 17時
