最上階 ページ2
あなた side
幽鬼の支配者に攻めること数十分。
私達は中心に集まり…
背中を預けて、攻撃を繰り広げる。
こちらが優勢になってきたのを
見計らったマスターは、エルに話しかけた。
「エルザ！ここはお前達に任せる
ジョゼはおそらく最上階、ワシが息の根を止めてくる。」
「…お気をつけて」
私は、その会話に口を挟み声をあげる。
『マスター！…私も連れていって!!!』
「…それはならん。」
『お願い!!!』
適わないことは分かってる。
だけど私は、レビィ達の仇を討つんだ!!!
私はマスターの目を
そらすことなくジッと見つめた。
「…油断してはならんぞ。」
『はいっ!!』
そして、私達は扉を壊しながら上の階へと上って行く。
────この時、あんな悲惨な事態が起こるなんて
まだ知る由もなかった…。
*
「……ジョゼェ」
「これは、これは…」
ギルドを金色の魔力を放つことで破壊したマスター。
私達は、最上階マスター・ジョゼの元に辿り着く。
「あれは何の真似じゃぁ？」
「ちょっとお酒が入っていたもので…」
「ふんっ!!」
ジョゼが全てを言い終える前にマスターが攻撃を仕掛かけた。
「世間話をに来たんじゃねぇんだよ、ジョゼ!!!」
「フッフッフッ」
攻撃を受けたにもかかわらず、
不敵に笑っているジョゼを不審に思うと…
『…なんでっ!!!』
無傷のままの姿が目に入る。
「む!!思念体じゃと？！
貴様…このギルドから逃げたのか!!!」
マスターの怒りは増し…
一対一で闘うよう言うがジョゼは応じない。
すると、思念体であるジョゼの足元がブブッ、と歪んだ。
『ルーシィ!!!』
そこに現れたのは、紛れもなくルーシィだった。
拘束され、意識を失っている。
すると、ルーシィに攻撃をしようと手を上げたジョゼ。
『やめてっ!!!』
「よせぇ──!!!」
私達がそう叫んだ瞬間…
何者かが気配を感じさせずに背後に現れる。
「か、か、か、悲しいぃぃ」
「っ、ぐあぁぁぁ…!」
その声に、振り返ると…マスターは
アリアの光を浴びて一階まで落下していた。
ま、マスターが…!!!
一体どんな魔法使ったっていうの？！
レビィ達にルーシィやマスターまで…
何が目的で…『しま…っ!!!』
動揺していたせいで、
周りを把握しき切れ無かった私の前に
目を開いたアリアが立っていた。
『うぁあああっ!!!』
*
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きのこ - 更新してけろー！ずーっとまってるのよー (2020年5月26日 8時) (
レス) id: 3bedfabe5a (このIDを非表示/違反報告)
ララ*boa(プロフ) - んんっ!!!この小説本当に大好きなので今からでも続編書いてくださると幸いです!!!!!!! (2018年3月8日 11時) (レス) id: d70a4c1774 (このIDを非表示/違反報告)
雪路 - この小説大好きです！更新楽しみに待ってます。頑張ってください！！！ (2017年4月5日 15時) (レス) id: 0aba210afa (このIDを非表示/違反報告)
みう - グレイ大好きなのですごい読んでて楽しいです(*^^*)更新待ってます (2017年1月25日 20時) (レス) id: 558898fd67 (このIDを非表示/違反報告)
なむなみ - すごく面白いです！私、グレイが大好きなのでたまらない作品です！ (2016年1月30日 23時) (レス) id: 68fa4e67bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=pan1224o8
作成日時：2014年2月20日 17時
