奇跡の歌姫 【出会い編】

2話 side天 ページ4

姉鷺「出演するの天羽Aがメインパーソナリティを勤めるラジオ番組よ」


十「ああ！毎週水曜日放送のあのラジオですね！」



この話に1番食いついたのは龍で。どうやら龍は熱狂的な天羽Aの大ファンらしい。収録が楽しみなのか今もずっと落ち着かない様子


姉鷺「龍よく知ってるわね。そのラジオにゲストとしてTRIGGERが出演することになってるの。内容は最初の雑談から始まり質問コーナー、最後のしめの雑談みたいな感じよ。割と緩い感じのラジオ番組になっているようね」


僕はラジオなんてあんまり聞かないから他のラジオ番組がどういう内容かよく分からないけど天羽Aのラジオ番組はほかのラジオに比べればゆるっゆるなラジオらしい



八乙女「天羽Aと真正面からのトークか…確か天羽Aはコミュニケーション能力が高いって定評あるからな。俺達も負けてられない」



十「俺、Aちゃんと話すなんて緊張して…ちゃんと話せるか不安だなぁ」


天羽Aに負けられないとやる気を出す楽、恋する乙女のように顔を紅潮させて落ち着きのない様子の龍。ほんっと、うちのエロエロビースト返して欲しいんだけど


姉鷺「打ち合わせは明日の夕方からよ。それまでは仕事も入ってないし好きにすごしなさい。私からはそれだけよ」



姉鷺さんは明日のことであちらのマネージャーと話があるのか今日はその場でお開きになった。部屋にいるのは僕達TRIGGERだけ


十「うわー、ほんとにAちゃんと共演できるんだ。実感わかないな」


八乙女「龍、お前は少し落ち着け。でも、この共演は俺達にとってはチャンスだな」


九条「天羽Aの口から僕達の名前が出ればそれだけで宣伝になるからね。こういう上がり方は不本意だけど」


僕は自分たちの力だけでも十分にこの業界を上がっていけると信じている。それでもやはり、人気タレントから推されていると言うのはかなりの宣伝だ。彼女も部類としては新人だけど瞬く間にこの業界を導いてく立場に上がった人物


そんな彼女に推されているというのは自分たちの実力を認めてもらえたみたいですごく嬉しい


そして、収録日には彼女をもっと僕達の虜にしてみせる

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