また来世で�� TAKUYA∞ ページ8
＊注意/死ネタ
深く眠る君がもう二度と目を醒ます事は無いんだね。
俺の歌声ももう、君には届かない。
どんなに叫んだって、名前を呼んだって。
もう、君は答えてくれないんだ。
もう、君は…
「TAKUYA∞さんに飲みに誘って頂けるなんて光栄です！」
「あはは。Aちゃんホンマにええ子やなー。でも俺は特別扱いはせえへんで？みんなに平等やからな！」
「はい！もちろんです！そんな烏滸がましい事は考えてませんよ。笑」
今から一年前、
彼女がUVERworldのスタッフとして働きだしてから3カ月経った頃、俺らがライブでより輝けるようにといつも一生懸命仕事をこなしてくれていて、その姿に惚れ込んで飲みに誘った。
滅多にお酒なんか飲まへんのにどうしてもこの子と二人で話しがしたいと思ったんだ。
「みなさんは何処まで行くんですか？やっぱり世界？」
「せやな、男たるもの目指すは頂上やで。絶対世界一になってみせるわ」
「はい！私もそのお手伝い一生懸命させて頂きます！」
「頼むで！」
お酒の弱い彼女は頬を赤くしながらクシャッと笑ってみせてくれた。
俺が彼女を好きになるのにそう時間は掛からなかったんだ。
「うん。そう、うん…それじゃあ、元気で」
リハの30分休憩、控室から出れば廊下で誰かと電話をしてるAちゃんの声が聞こえた。
通話を終えたその顔は曇っていて、涙を堪えてるようにみえた。
「Aちゃん？」
「えっ、あ！TAKUYA∞さん！お疲れ様です！」
「どないしたん？なんかあったんか？」
「いえ、何にもないですよ！あ、そだ。買い出し行ってきますねっ」
取り繕った様に笑ってその場を去ろうとする彼女。
仕事にプライベートを持ち込むのが嫌いなんだと思う。
ましてや、俺は彼女にとって特別な存在ではないし、大勢いる中のアーティストにしか過ぎないのだから。
それなら俺はそれを越えて行きたい。
「俺も行くわ」
「そんな訳には行きません！TAKUYA∞さんは休憩してて下さい！」
「えーねんえーねん。ジッとしてるんは性に合わん。荷物持ちにくらいなるから」
「で、でも…これは私の仕事なので」
「…俺と一緒に行くの嫌なん？」
「っ！TAKUYA∞さん、その言い方はズルいです」
うん、自分でも分かってる。
こう言えば人は断れない事を。
それでも俺は引き下がる気はさらさら無いから。
「…じゃあ、お願いします」
困った様に笑う彼女と並んで俺らは外へ出た。
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抹茶ミルク(プロフ) - ねこもちさん» 感想ありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！そういうの凄く助かります。他にも気になる点などございましたら遠慮なく言ってください！重ねてお詫び申し上げます。ありがとうございました(^-^) (2018年10月2日 0時) (
レス) id: acb8b852dd (このIDを非表示/違反報告)
ねこもち(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！すみません、1話の[Alexandros]のスペルが[Alexandoros]になっていて、私的には問題は無いのですが、一応報告させて頂きます。図図しくてすみません。これからも頑張ってください！楽しみです！ (2018年10月1日 23時) (レス) id: e73785f408 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ミルク(プロフ) - umiさん» はじめまして。この度は読んで頂きまして誠にありがとうございます！とても嬉しい感想を頂き、光栄に思います。今後ともよろしくお願いします！ (2017年12月21日 21時) (レス) id: acb8b852dd (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 感動して涙してしまいました。切ないけど、私はとても好きな物語でした、ありがとうございます(^ ^) (2017年12月21日 21時) (レス) id: 3b0313e513 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ミルク(プロフ) - 、さん» 不慣れなもので、不快にさせてしまい申し訳ございませんでした… (2017年12月15日 22時) (レス) id: acb8b852dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶ミルク | 作成日時：2017年12月11日 19時
