また来世で�� ページ11
「TAKUYA∞さん…ごめんなさいっ…」
「ううん…」
「私、TAKUYA∞さんとは付き合えませんっ…」
「うん、わかった…でもな？こんなんで仕事辞めたりせんといてな？俺は大丈夫やから」
「っっ…」
それ以上はお互い何も言えなくて、ただ重苦しい雰囲気だけがそこにあった。
彼女が俺を振った理由も聞けずに…。
あれから1カ月後に彼女は仕事を辞めてしまった。
理由を聞けば、病院で長期入院するとの事らしい。
いつ帰ってこれるか分からないからと辞表を出していた事をスタッフから聞いた。
病院…？
やっぱり何処か悪かったんやろか。
振ったこともそれとなんか関係がある…？
胸騒ぎが止まらなくなり、俺は入院先を聞いて彼女に会いにいった。
「あなたは…もしかして、UVERworldのTAKUYA∞さん、ですか？」
彼女がいる病室の廊下を歩いていると前方から見知らぬ男に声を掛けられる。
俺らのファンか？
正直今は話してる時間なんて無い、俺は肯定だけしてその男の横を過ぎ去ろうとした。
「あのっ！Aに会いに来たんですよね！？」
「は…？」
男の言葉に自然と足が立ち止まる。
振り返ると今にも泣きそうな顔を歪ませて男は俺をみていた。
「俺、Aの彼氏…いえ、元彼なんです」
元彼…
もしかして、あの時電話してた相手…？
「彼女…もう、何ヶ月も前から癌なんです…それで俺とは別れて…」
は…？
なに言うてんねん、コイツ。
冗談にしたってタチ悪すぎひんか？
…って、コイツの顔が冗談言うてるようには見えへんし。
俺の頭は真っ白になって、ただそこに立ち尽くすしか無かった。
「A、それでも仕事は辞めれない。辞めたく無いって…薬は飲んでても入院して治療に勤める事は出来ないから俺とは別れるって…」
男の声が遠くに聞こえた。
夢なら覚めて欲しい。
こんな悪夢、はやく…
そこでハッと気付く。
俺がこんなんじゃ彼女を笑わせてやる事は出来ない。
今、一番辛くて苦しいのは彼女なんだ。
「分かった。教えてくれてありがとう。じゃ…」
「TAKUYA∞さん…！俺じゃダメでしたけど、彼女の事よろしくお願いしますっ！」
その言葉を背に、彼女がいる病室まで小走りで向かった。
また来世で�� TAKUYA∞→←また来世で�� TAKUYA∞
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抹茶ミルク(プロフ) - ねこもちさん» 感想ありがとうございます！ご指摘ありがとうございます！そういうの凄く助かります。他にも気になる点などございましたら遠慮なく言ってください！重ねてお詫び申し上げます。ありがとうございました(^-^) (2018年10月2日 0時) (
レス) id: acb8b852dd (このIDを非表示/違反報告)
ねこもち(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！すみません、1話の[Alexandros]のスペルが[Alexandoros]になっていて、私的には問題は無いのですが、一応報告させて頂きます。図図しくてすみません。これからも頑張ってください！楽しみです！ (2018年10月1日 23時) (レス) id: e73785f408 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ミルク(プロフ) - umiさん» はじめまして。この度は読んで頂きまして誠にありがとうございます！とても嬉しい感想を頂き、光栄に思います。今後ともよろしくお願いします！ (2017年12月21日 21時) (レス) id: acb8b852dd (このIDを非表示/違反報告)
umi(プロフ) - 感動して涙してしまいました。切ないけど、私はとても好きな物語でした、ありがとうございます(^ ^) (2017年12月21日 21時) (レス) id: 3b0313e513 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ミルク(プロフ) - 、さん» 不慣れなもので、不快にさせてしまい申し訳ございませんでした… (2017年12月15日 22時) (レス) id: acb8b852dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶ミルク | 作成日時：2017年12月11日 19時
