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深｢ただいま｣
『辰哉先輩、お帰りなさい。部活終わったんですか？』
深｢終わったっていうか、終わっちゃった｣
『ん？』
深｢Aとツガイになったって報告したら、皆祝わなきゃダメだろ！って怒って今日の部活は解散ってわけですよ｣
『ふふ…っなんですかそれ』
深｢ケーキ作ってくれんだって。今その買い出し行ってる｣
『嬉しいなあ…』
深｢＿＿っていうかA、今薬飲んでんの？｣
『それが飲んでないです。ヒート収まったらしくて…！』
深｢＿＿ん、ちょっと嗅がせて｣
学校用のカバンをポイッと投げて遠慮なく覆いかぶさってくる辰哉先輩。
首元を嗅ぐだけでそんなことする必要ないだろうと肩を押し返してもびくともしなかった。
深｢匂い変わってる…｣
『え？フェロモンがですか…？』
深｢ツガイが出来るとフェロモンが変質するって阿部ちゃんが言ってた。それに、この距離までこないと匂いがわかんない…｣
『ずっと漂わせてたフェロモンも止まってるんですね…？じゃあ、私たち本当にツガイなれたんだ…』
深｢だな｣
抱き起こしてまた力いっぱい抱きしめてくれた先輩はずーっとそのまま離してくれなかった。
何分かたって帰ってきたさっくんたちにすごく茶化されたけど、祝福してくれる気持ちは本物でとても嬉しかった。
宮舘先輩を中心にケーキを作り始めてくれた皆は賑やかで、それを辰哉先輩と一緒に笑いながら眺めた。
不慣れな人達ばかりで相当な時間がかかったけど、それでも最後はすごく美味しそうなケーキになってテーブルにのった。
岩｢ほら主役2人早く座れよ｣
深｢じゃあお言葉に甘えますか！A、食べよう｣
『はい…！』
皆が作ってくれたケーキの味は絶対に忘れることはないと思う。
それに、辰哉先輩が耳元で囁いた言葉も忘れない。
｢A、俺のこと選んでくれてありがと｣
-深澤ルート 完結-
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紅彩(プロフ) - わーぉさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！引き続き頑張って更新していただきます。お気遣いありがとうございます！ (2021年8月29日 14時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございます！更新されるのを毎回楽しみにしていました。次のお話も気になり待ち遠しいです！無理なくよろしくお願いいたします！ (2021年8月29日 13時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - お返事ありがとうございます。応援してます。 (2021年8月29日 13時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - しゃもさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいですし、次も頑張れます。引き続きよろしくお願いします！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - 楽しみすぎて更新が待ち遠しい程でした。次も楽しみにしてます！、 (2021年8月29日 10時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年8月9日 20時
