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深｢A食わせて｣
『はい、どーぞ』
深｢ん。……うまくね？？｣
『ですよね、美味しいです。調理室で康二くんがβ-5組の子に教えてました』
やけに美味いと思ったらそういうことかと納得してまたたこ焼きを頬張って頷く辰哉先輩。
ほら、と言って私にも食べさせてくれる。
『美味しいなあ…。あ、今なら私のクラスの店番翔太くんとさっくんですよ。行きますか？』
深｢よーし行こう｣
『自信作ですから』
たこ焼きを食べきって空になった容器をきちんとゴミ箱へ投げ込む先輩の姿をじっと見た。
団子はどの辺にあんだろってパンフレットを見ながら探す様子がだんだんぼやけてくる。
『あれ…』
深｢A？｣
『なんだろ…』
深｢A！｣
『…っ！』
深｢大丈夫か？｣
『すいません…！平気です、団子食べに行きましょう』
深｢体調悪くなったらすぐ言えよ？保健室まで運ぶから｣
『はい、ありがとうございます』
視界がボヤけたのはほんの一瞬で、気分が悪くなったわけではなかった。
最悪ヒートの可能性もあるけど薬は一応持っているしきっと大丈夫。ただ心配なのは、正しい周期でやってくるヒートが初めてなこと。
3ヶ月前までは周期がバラバラで、症状もほとんど風邪みたいなものだった。病院の三宅先生からも、次のヒートは気をつけるようにと言われていたことを思い出す。
深｢A、手繋ご｣
『え…』
深｢ぎゅって握ってな？不安なことあっても大丈夫、俺が全部なんとかしてやるから｣
『辰哉先輩…』
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紅彩(プロフ) - わーぉさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！引き続き頑張って更新していただきます。お気遣いありがとうございます！ (2021年8月29日 14時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございます！更新されるのを毎回楽しみにしていました。次のお話も気になり待ち遠しいです！無理なくよろしくお願いいたします！ (2021年8月29日 13時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - お返事ありがとうございます。応援してます。 (2021年8月29日 13時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - しゃもさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいですし、次も頑張れます。引き続きよろしくお願いします！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - 楽しみすぎて更新が待ち遠しい程でした。次も楽しみにしてます！、 (2021年8月29日 10時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年8月9日 20時
