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深｢＿＿あ、A風呂上がった？｣
『っはい！』
声で気づかれたのか私のフェロモンで気づかれたのかは分からないけど、急に辰哉先輩は振り返って私に手招きをして呼んだ。
ハッとした岩本先輩はお風呂の番が回ってきたのだと気づいて私にお礼を言うとパタパタと音を立てて2階へ行ってしまう。
宮｢あ、俺はもう寝ようかなあ｣
『宮舘先輩、ニヤニヤしないでください…！』
宮｢はいはい｣
岩本先輩の後を追うように階段をあがっていく様子は優雅すぎて口が半開きになってしまった。
深｢A、あのことってなんですか？って聞かねーの？｣
『え、あー…。居るの気づいてたんですか？』
深｢そりゃあね、扉の音はしなかったけど、好きな子のフェロモンはすぐわかるよ｣
『っ…』
深｢ここ座って。＿＿気になる？｣
『…言わなくちゃいけないことならとっくに言ってくれてるだろうし、辰哉先輩が言わないって考えるならそれで良いです』
深｢……｣
『黙ってることで先輩がしんどくなるなら全力で聞きだしますけど…』
深｢＿＿言いたくなったら…、その時聞いてくれる？｣
『もちろんです。辰哉先輩、さっき全部をかけて守る、大切にするって言ってくれてましたよね？
だから私も辰哉先輩のこと尊重します。大切にしたいから』
深｢ん…、ありがとう｣
乾かしたばかりの髪を梳くと、先輩はそっと私に口付けた。
深｢すき…｣
『う…』
深｢かあいいね｣
『い、言わないでください…っ』
深｢ふはっ、意地悪だった？｣
『はい…』
深｢あんましそういう顔しないでね。スイッチ入りそうになるから｣
『スイッチって…、またそんな言い方…』
深｢俺だってαよ？Aのこと征服したい欲でいーっぱいなの｣
『っ、』
深｢もう寝よっか、これ以上一緒に居たら俺何するかわかんない｣
言葉は余裕が無さそうなのに、私に向ける表情は大人っぽくて優しさに満ちていた。
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紅彩(プロフ) - わーぉさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！引き続き頑張って更新していただきます。お気遣いありがとうございます！ (2021年8月29日 14時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございます！更新されるのを毎回楽しみにしていました。次のお話も気になり待ち遠しいです！無理なくよろしくお願いいたします！ (2021年8月29日 13時) (レス) id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - お返事ありがとうございます。応援してます。 (2021年8月29日 13時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - しゃもさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいですし、次も頑張れます。引き続きよろしくお願いします！ (2021年8月29日 10時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
しゃも(プロフ) - 楽しみすぎて更新が待ち遠しい程でした。次も楽しみにしてます！、 (2021年8月29日 10時) (レス) id: 9144ae481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年8月9日 20時
