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職員室で担任の先生と色々話していた頃、他の生徒が登校し始めて校内は一気に騒がしくなった。
他の先生に用事がある人がちらほら職員室に入ってきて、私を見ると｢あっ｣という顔をして反応を見せた人もいた。
自分が所属するクラスへ先生と一緒に歩いていき、ホームルームが始まるのを待つ教室はザワザワとしていた。
先生が合図をしたら教室へ入っていく転校生ほど、テンプレなものは無いかもしれない。
『初めまして、AAです。よろしくお願いします』
｢よろしくピーマーン！！｣
｢よろしくやでーっ！｣
｢佐久間、向井、うるさいぞ。＿＿A、あの髪ふわふわでうるさいやつの後ろの席が空いてるだろ？｣
｢先生うるさいって酷い！｣
｢悪いけどあいつの後ろの席だ｣
『わかりました』
私の挨拶に大きな声で反応してくれた男子2人はどうやらいつもそんな感じらしく、先生からあしらわれて周りは笑っていた。
多分クラスのムードメーカーなんだ。そんな人が前の席にいてくれるのは少し心強い。
ホームルームが終わると真っ先に後ろを振り返って自己紹介をしてくれたのは、ふわふわ髪の男の子とその横に座る男の子。
｢俺佐久間って言うの、よろしくね！｣
｢俺は向井康二！好きに呼んでや〜｣
『よろしく』
佐｢ねー、しょーたも挨拶したら？可愛いΩの女の子隣になって嬉しいんでしょ｣
｢は？！バカ！！｣
向｢うわあ照れてるやんしょっぴ〜！｣
｢うるさい…｣
『Aです、よろしくね…？』
私の横の席で少しだるそうにうつ伏せていた男の子は2人に反論している。ムキになっているだけで、いつもは仲良しなことが伝わってきた。
そんな彼は私の挨拶に反応して、必要最低限のことだけ返してくれた。
｢渡辺翔太。よろしく｣
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紅彩(プロフ) - あやかさん» 楽しみにしていただけて本当に嬉しいです！学んでいると言っていただけると、丁寧に書いてよかったなと思えます(´∀｀*)出来るだけ毎日お届けできるように更新頑張りますね〜！ (2021年7月12日 23時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 今まで、オメガバースをあまり読んでこなかったのですがこの作品は主人公が皆にオメガバースについて教えてもらうシーンが多く、実際に読んでいる私もふむふむ...と一緒に学んでいます笑 今1番更新を楽しみにしている作品です！無理なさらず、頑張ってください！ (2021年7月12日 23時) (レス) id: 4008fd041a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年6月25日 19時
