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岩本先輩に言われた通り、運んでもらった荷物を大まかに分けて落ち着いてきた頃
やっぱり予想通り頭がぼんやりし始めた。立っていられない程ではないけど、佐久間くんに連絡して大丈夫かな…？
Ω同士は感化してしまうことがあるって言ってたし、不安だ…。
『……あ…』
倒れるほどじゃないなんて、自分の安易な予想はもう信じない。
足元がふらついて、慌てて勉強机の椅子を掴むとキャスター付きだったせいかそれごと倒れてしまった。
人って倒れるとこんなに音がするのかっていうぐらい鈍い音が響いて、これは完全に１階まで聞こえてるなと悟った。
『いった…』
｢A！？｣
『＿＿あ、え…康二くん…』
向｢ごめん勝手に入って…。怪我してへんか？ヒートなんよな？初めてやろ、ゆっくりしとき｣
『ありがとう…』
向｢市販の抑制剤持ってくるけど、鍵閉めときや｣
『ん…』
支えてベッドへ連れて行ってくれた康二くんのヒートは今落ち着いてるだけだろうけど…そのまま部屋を出ていった。
数分たつとドアがノックされて、立ち上がる間もなく外から
｢ここ置いとくから！落ち着いたら降りてきって舘さんが言うてた｣という康二くんの声。
やっとのことで立ち上がって部屋の外を見ると、足元には可愛い小さなポーチとペットボトルに入った水。
ポーチの中には錠剤が入っていて、2錠！と書かれたメモも入っていた。多分この字は佐久間くんの字。
薬を飲んで横になっていると、即効性なのかすぐに熱っぽさは無くなって普段の調子に戻ってきた。
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紅彩(プロフ) - あやかさん» 楽しみにしていただけて本当に嬉しいです！学んでいると言っていただけると、丁寧に書いてよかったなと思えます(´∀｀*)出来るだけ毎日お届けできるように更新頑張りますね〜！ (2021年7月12日 23時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 今まで、オメガバースをあまり読んでこなかったのですがこの作品は主人公が皆にオメガバースについて教えてもらうシーンが多く、実際に読んでいる私もふむふむ...と一緒に学んでいます笑 今1番更新を楽しみにしている作品です！無理なさらず、頑張ってください！ (2021年7月12日 23時) (レス) id: 4008fd041a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年6月25日 19時
